Masa’s Pastime

2012年09月19日

いよいよ今週の土曜日(9/22)から、新商品のご紹介を始めることになった。




準備でバタバタするのはいつものことだが、、、今回も、ギリギリになってようやっと滑り込んだ感じだ。




「9/22日の11:00」 には、店頭にもホームページにも新たな商品が追加されるので、時計ファンの皆様は是非是非ご覧下さい!!




と、ここまではいいとして、、、実は今回そこまでバタバタしたのには、訳がある。



日曜日の夜、、、吉祥寺駅のホームのベンチで、電車を待っていてちょっとウトウトした。



そして、待っていた電車がホームに入り、そのドアが開く音で目覚めると、、、、膝の前に置いていたカバンが消えていたのだ!




盗られたカバンの中には、、、、クレジットカードや各種免許証類の入った財布の他、店の警報装置用のカードやカギ、自宅のカギ等、諸々が入っていたから、さあ大変!



現金がいくらも入っていなかったのと、商品の時計も持ち歩いていなかったのが不幸中の幸いだが、、。




まずはすぐに駅の事務所に駆け込んで事情を説明したが、、、全く無関心風な駅員はそっぽを向いたまま 「こちらには届いていませんねえ、、」 と一言。



そりゃそうだろう。



今まさに盗られたばかりのカバンを届け出るドロボーはいない。



ホームのベンチでのことだから防犯カメラには写っている筈だと思うが、、、、先方は実際、忙しくてそれどころじゃない、という様子。



仕方なく駅前の交番に駆け込んで被害届けを出し、、、同時にカミさんに電話してクレジットカードの使用を全て止めさせた。




しかし、まだ店が心配。



何しろカバンには、、、警報装置を解除するカードと店のカギ、それに店の住所の明記された私の名刺が全て入っていたのだから、、。




という訳で、交番から店に急ぎ、携帯電話でセコムに電話。



携帯電話がポケットに入っていたのも、幸いだった。



警報装置の処置を終えたセコムが戻った後、、、、今度は24時間対応のカギ屋さんに電話し、ただちに店のカギを交換。



既に電車はないので、、、その後、始発の時間まで店でしばし仮眠。




翌朝うちに戻ったが、、、まだまだここからが大忙し。



たまたまその月曜日の昼過ぎには娘達の 「ピアノの発表会」 があり、、、今まで一度も行ってなかった私は、初めて観に行く約束をしていたのだった。



しかし、犯人がうちのカギを持ち、住所も分る状態で家を留守にする訳にはいかない。



私が留守番をすれば安全だが、、、そうなれば当然、私は発表会に行けない。




「約束したのにー、、」 



予想通り、娘達はグズっている。



結局 「超特急」 の鍵の業者に頼み込み、、、、ドアのカギ交換が終わったのは、出発時間寸前!



何とか娘達の 「下手糞な演奏」 を聴くことが出来た。




更に翌火曜日、、つまり昨日。



運転免許、船舶免許の再交付、そして次女の誕生日、、、一日走り回って何とか終了。




そして今朝店に出てくると、警察より電話が入った。



「カバンが届いている」 とのこと。




早々に武蔵野警察に行くと、、、「後輩に作ってもらったカバン」 は、ほぼそのままの姿で届けられていた。



財布と名刺入れが抜き取られている以外は、、。



ちなみに、カバンは吉祥寺 「サンロード」 近辺に捨てられていた、とのこと。



私の膝元からカバンを掠め盗った憎き犯人は、「何だこんだけしか持ってねえのか」 とばかりに財布と名刺入れを抜き取り、、、カバンはその辺に放り投げたのだろう。



私が 「届け主にお礼を言いたい」 旨を伝えると、、、担当署員は、その方は 「謝礼を受け取る権利」 を放棄し、名前も残さなかった、のだと言った。




「人の物を盗む下賎な人間」 がいる。 



しかし、道端の汚いカバンをわざわざ交番に届けてくれる 「有り難い人」 もいる。



そして、、、カバンを盗られても気付かずに居眠りしている 「間抜けな人間」 もいる、ということか。




海外で生活していた頃は別として、、、今まで、この国で安心しきっていたのは確か。



幸い大事に至らなかったが、、、大いに教訓にしなければと思っている。


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2012年09月14日

キーンコーン!!




「うわっ、!!」




伊豆からの帰り道、、、いつもカーナビの大音響に驚かされ、ドキッとさせられる。





「小田原厚木道路の厚木付近」



ナビの画面上に、何らかの 「グラウンド」 が出てくる。



その決まった一地点を通過する瞬間、カーナビから聞こえる鐘の音。




ちょうど玄関の呼び鈴と同じ音だが、、、事前のアナウンスも何もなしにいきなり鳴り、一回で終わる。




ちなみにこれが聞こえるのは帰り道(登り車線)だけで、、、すぐ隣を走るにもかかわらず、行き(下り車線)では何も起こらない。





不思議な現象が始まったのは、半年ほど前にディーラーでカーナビのデータをアップデートして以来。




それまでは全くなかった。




初めての時は、一瞬オーバースピードの警告音か?と思ったが、、、スピードメーターを見ると、ほぼ制限速度、、。




「あれっ?」



やはりカーナビのせいとしか思えないが、、、しかし何で?





既に色々な人に聞いてみたが、誰一人として 「鐘の音の不思議」 について知る人はなし。




モヤモヤとスッキリしないこと甚だしい。




他のどこを走り回っても鳴らない鐘の音が、、、厚木の 「グラウンド付近の下り車線」 でだけ鳴る理由。





どなたかご存知の方がいたら、、、、どうか教えていただきたい。


posted by Masa’s Pastime at 18:37 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月12日

先週末から、いよいよ新商品の 「品出し」 の準備が始まった。



それほど大量の時計がある訳ではないのだが、、、これが結構大変。




そもそも、「仕入れたまま」 になっている時計は、そのまま店頭に出すわけにいかない。



まず 「検品」、それから外装の 「掃除」、、、それが済んだら今度は 「写真の撮影」、それから最後に 「値付け」 がある。




まずは 「検品」



おかしな品物を店頭に出すわけにはいかないし、、、ある程度は分解して見なければいけない。



場合によってはこの時点で 「対象から外れる時計」 が出てくるが、、、そうでないものは、次に進む。




「掃除」 と言っても、いわゆる 「分解掃除」 の類ではなく、、、ケース等、外装の掃除だ。



入手した時計は、大抵 「長年そのまま」 になっていて、、、、「埃まみれ」 だったり、「手垢だらけ」 だったりになっている。



もっともそういったものに限って 「機械的な消耗」 は少ない傾向があり、決してそういうものが品質的に悪いわけではないのだが、、、「手垢で汚れた時計」 は、いくらなんでも見栄えが悪過ぎる。



、ということで、ムーブメントをケースから取り外して 「検品」 した時計は、、、再びケーシングする前に、ケース単体で 「洗浄」 しておくことになるのだ。




ここでちょっと横道に逸れるが、、、パスタイムであらかじめ時計を 「整備済み」 にしない理由は、3つある。



1つ目は、 「時間の問題」 



日々、全員がお預かりしている時計の修理その他に手一杯で、、、現実的に、あらかじめ商品の完全整備をしている暇はないのだ。




2つ目は、「納品のタイミング」 との関係



もし暇があって、全ての商品をあらかじめ 「完全整備済み」 に出来たとして。



どの時計がいつ 「お嫁に行く」 かは全く分らず、、、中には何年も店頭に残る物も出てくる。



仮にご購入いただくことになった時計が、整備後2年を経過しているものだったとすると、、、当然そのまま納品する訳にはいかなくなる。



目覚まし時計や柱時計ならまだしも、まともな機械式時計においては、「分解せずに完全に注油出来る物」 はないから、、、そうすると、結局は 「分解掃除のやり直し」 になってしまう訳だ。




3つ目は、ご購入時の 「ムーブメントの鑑賞」 が不可能になる点。



殆どの方が、ご購入時にはムーブメントの仕様・状態をじっくりご覧になる。



また私達店の人間も、その時計の仕様等を説明するために、ムーブメントをお見せするのが普通。



いくらじっくり機械を眺めて埃が飛び込もうと、、、、ご購入いただいてから改めて完全整備するものだから、問題ないのだ。



これがもし 「完全整備済み」 でそのままお渡しする時計だったら、、、絶対にそうはいかない。




さてさて、話しを元に戻すと、、、、外装の洗浄が終わった時計は、この後 「写真の撮影」 に入る。



「時計の写真」 を撮ったことのある方はお解りになると思うが、、、、これは結構難しい。



ガラスやケースに光が反射するし、文字盤にピントが合うと針がボケたりして、、、。



数が多くなると、これだけでも一仕事。




そして最後が 「値付け」



これは 「時間的には訳のない作業」 だが、、、全て私が担当することになり、他のスタッフに頼めない。



他の仕事で手が塞がっている時など、、「もう一人自分が居たらやらせるのになぁー」 という類の仕事だ。




さて、そうこうしている間にも店頭がバタバタしたり、メールの問い合わせにお答えしたりしているうち、、、、時間はどんどん過ぎ去り、9月も半ばに入ってきた。



「繁盛店」 でもないのに、、、、何故だか忙しい。



これからしばらくは、まさに 「猫の手でも借りたい」 状態が続きそうなのだ。


posted by Masa’s Pastime at 19:06 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月09日

先日の夜、人におしえられた 「あるバー」 に行ってみた。




その店のことは、別の店のマスターから聞いて以来しばらく忘れていたのだが、、、私的にうんざりするようなことがあったその日、何となく想い出して行ってみる気になったのだ。





店は空いていた。



カーブのついたL字型のカウンターに、お客は私を含めて4人。



カウンターの中には、70絡みのマスターが一人。



お客の邪魔にならないよう振る舞いながら、時折常連らしきお客にさりげなく話し掛けたりしている。




独りの私はしばらく大人しく呑んでいたが、、、そのうち近くにいた同年代くらいの人が、それとはなしに話し掛けてきた。



話し始めは 「今年のイチローはダメだ」 とか 「尖閣諸島には早く船溜まりを作るべきだ」 だのといった他愛のない話しが主体。




どちらかというと、その人(Aさん)が主導して話しは続いた。




始めのうち、あまり話しをする元気がなかった私はもっぱら聞き役に回り、「うんうん」 とか 「そうだねー」 などと頷いたりしていたが、、、しかしやがて酔いが深まりはじめると、少しずつ 「いつもの感じ」 が復活。



Aさんが、もっぱら陽気な人だったのも有り難かった。




そのうちAさんの話しは、仕事やプライベートのことに及んだ。




都内で美容室を経営するAさんは、ひとしきり自身の仕事や日常のことを話しながら時折 「アハハハ」 などと楽しそうに呑んでいたが、仕事を聞かれた私が 「骨董時計の仕事、、」 と言った瞬間、急に顔が曇り、、、「骨董集めは最近辞めちまったんだ、、。」 とポツリ。 



酔っ払い同士の話しは、どうしても長くなる。




しかし大まかに端折ると、、、、Aさんが 「骨董集め」 を辞めたのはこんな経緯だった。





骨董品集めを趣味にしてたAさんは、ある大きな骨董祭に行った。



骨董祭には何年も通っているから、顔馴染みの業者がいる。



そんな中でも一番付き合いの長いある業者の店で、大きな 「象牙の置物」 を見つけたAさん。



結構な値段がするが、、、「温厚で実直」 な店主とは長年の付き合いがある。



その店主が 「これはいいですよ」 と推すのだから、品物に間違いはない。




心の中ではもう購入することしか考えていなかったが、店主にはじきに戻る旨を伝えて一旦その場を離れ、、、頭の中で 「金の算段」 をしながら会場を歩き回ったAさん。



歩き回るうち、別の馴染みの店主に会った。



その店で 「トンボ玉」 を購入しつつ世話話しをしているところに、、、用足しにでも行くのか 「象牙」 の店主が通り掛った。



しかし 「また後で」 と去ってゆく象牙の店主に手を上げたAさんに、、、 「トンボ玉」 の主人はこう聞いたという。



「あの象牙の置物は張りぼてですけど、、、それは知ってますよね?」




この業界は狭い。



しかも、同じ会場内にある品物は、荷物の 「搬入」 時など一般客が入る前の段階で業者同士あらかた目を通しているし、、、、特に目立った商品は皆良く分っているのだ。



「トンボ玉」 の店主の言う 「張りぼて」 とは、、、一本物の象牙の中がくり抜いてある、外側は象牙だが、中には樹脂等が詰め込まれているもの、という意味のようだ。



つまり同じ一本の象牙でも、、、芯まで無垢の象牙とは違う訳だ。




驚いたAさん。



半信半疑ながら、後ほど再び象牙の店主の所に戻り、、、改めて品物を見てみた。



そう言われてみれば、象牙をばっさり切った根元の断面に 「外殻の象牙」 と 「中の詰め物」 の境目が輪っかのように見えなくもないが、、、如何せん、素人の目にはハッキリしない。




「これは中に何か詰めてあるのかねえ?」



トンボ玉の主人との間で 「業者同士のいざこざ」 になってはまずい。



そんな風に気遣いつつ、、、いかにも 「自分で見ていてたまたま不思議に思った」 様子を装い、Aさんはそう聞いたのだ。



それを聞いた象牙の店主は、、ちょっと気まずそうに、しかしハッキリとこう言ったという。



「象牙と言ったってて無垢の象牙じゃないですよ。 私はそういうことは一言も申し上げておりませんよね? 」



がっかりしたAさんはその置物の購入を見合わせて早々に引き上げ、、、以来2度と骨董祭には行かなくなったと言う。





話し終えたAさんは、水割りを呷りながらこう続けた。



「そりゃ、中まで間違いなく無垢の象牙だ、とは言わなかったよ。 だから嘘は付いてないって訳だ。



これが昨日今日の付き合いならまだしも、何年も、時には家族ぐるみで食事したりして付き合ってきた相手だけに、ホントガックリきちゃってね、、。」



「、、、、、。」




「象牙だ、って言われたら、素人の俺は当然無垢の象牙だと思い込む。 そして、相手は俺がそう信じていることを充分に知ってる訳だよ。 嘘ではないけど、知ってて黙ってる。 どっちもどっちだよな」




聞いているようないないような素振りだったマスターが、、、私のお替りを出しながら、ここで一言。



「私は嘘を付く方が、まだマシだと思います。」



「そうかい?」 とAさん。



私は全く同感だったが、、、敢えて黙っていた。




マスターは続けた。



「嘘を付くのは、勿論悪い。 特に自分を信用しきっている相手には。 



でも信頼されていると分っている相手に嘘を付くには、少なくともそれなりの覚悟がいると思うんです。



もし万が一嘘が発覚したら、自分は相当な非難を受けることになる。 そのリスクを背負う覚悟があって、嘘を付いている。 



勿論、世の中にはそんなこと何とも思わないような奴が一杯いますけど、これは別次元の話し、。




一方で、相手が 「事実を知らない」 もしくは 「自分にとって都合のいい誤解」 をしていることが分りきっていて、、、、敢えて黙っている人。



これは、万が一相手が真実を知った場合に、ちゃんと自分の逃げ場を作っている。 



つまり 「聞かれなかったから」 とか 「自分では一言も言っていない」 もっと言えば 「アンタが勝手にそう思ってただけだ」 って風にね。




同じ相手を 「騙す」 にあたり、一方はリスクを背負って、もう一方は自分だけを護っている。



だからその手の人間は、嘘を付く人間よりも 「ずる賢い」 「 「性質が悪い」 と思うんです。」




「そうだそうだー、、うん、そーだー」



Aさんはほとんど酔いつぶれていた。



ささくれだっていた気持ちが少しばかり滑らかになった私は、、、いい店教えてもらったなー、とぼんやり思っていた。


posted by Masa’s Pastime at 15:37 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月05日

いやはや、、、マイッた。



先週のブログで、バタバタしている今月の現状をお伝えしたばかりだが、、、実は、少し前に「同窓会の連絡役」 も引き受けてしまっていたのだ。



ちなみに同窓会は 「中学3年生」 の時のもの。



それも 「クラス会」 ではなく、、、「学年全体の同窓会」 だ。




話しを持ってきたのは、バレーボール部だったある女子の同級生。



たまたま20年ほど前にうちの店(ジャンクヤード時代)に来て、、、ご主人に時計を買っていただいたことがあった。



そんな訳で、同窓会の話しが持ち上がった今回、彼女はパソコンで 「アンティーク時計屋」 を検索し、「ジャンクヤード」 が 「パスタイム」 になって吉祥寺に移転したことを突き止め、、、、20年ぶりに私を訪ねてくれた、という訳だ。




それにしても、、、15歳の頃となると、おおよそ 「35年前」



それ以来一度も会っていない連中が大半だから、、、クラス名簿を見ても、正直想い出せない名前もある。



男子はともかく、女子になると尚更、、。



何しろ 「3年C組だけでいいから」 と言われて、、、初めて自分が 「3年C組」 に属していたことが分ったような次第で、、。




確かに、「同窓会」 はどちらかが 「招待する側」 でもう一方が 「招待客」 という訳ではないから、、、これは本来、皆で平等に手分けするべき作業。



しかし、現実的に忙しくてどうしても無理、という仲間は多いから、、、これは 「何とかなる」 人間がやるしかない。



そして私が 「どうにもならないほど多忙な人間か?」 と問われれば、、、3日と開けず呑みに寄ったり、休日釣りに行ったりしている事実を踏まえると、、、「そうでない」 ことは間違いない。



そんな訳で 「イヤー」 とか 「ウーン」 とか煮え切らない返事をしながらも、、、、最終的に 「女子の方はこっちでやるから、男子だけでも何とか、、」 と言われ、、、断れなくなってしまったのだ。




さて、、、弱った。



何しろ当時の 「卒業アルバム」 に載っている実家に電話しても、、、、両親が健在で、尚且つそのままそこにいらっしゃるケースは多くない。



当時、仲の良さそうだった奴に連絡して 「ある同級生」 の連絡先を聞くにも、、、最初の一人の連絡先さえ分らない有様なのだ。




それでも彼女を始めとする、「実行委員」 は頑張った。



地元の商店街で家業を継いでいる同期の連中に聞いてみたり、伝手の伝手を辿っていったりして、、、何人かの仲間の電話番号を入手。



それを私に連絡して寄越し、、、そこから私も加わって、少しずつ他の皆に連絡をつけていったのだ。




一番の苦労は、、、「個人情報」 の扱いや 「振込み詐欺」 などに対する人々の反応が敏感になっている点。



昔なら、両親に電話して 「中島ですが、○○君の電話番号を教えて下さい」 と聞けば済むことだったが、、、最近ではそういうわけにはいかない。



結局、こちらの連絡先を教えて、向こうから連絡してもらうようにすることになるが、、、疑われて全然取り合ってもらえなかったり、いつまでも返事が返って来なかったり、、、。



また、最終的に必要なのは 「電話番号」 ではなく 「メールアドレス」 



これに 「同窓会のご案内」 を一斉送信して、初めて 「正式な案内」 をしたことになる。



この辺の手続きには、やはり 「35年」 という時間の経過を実感した。




兎にも角にも、幾人かの 「不明者」 を残しつつ、、、この手の操作に疎い私に替わったエングレイバーの辻本により、、、、「同窓会のご案内」 は、無事一斉送信された。



件の同窓会が行われるのは、11月の末。



参加者総勢 「100数十名」



今はただ、、、追加的に引き受けてしまった当日の 「司会」 の役に、大いにプレッシャーを感じている次第なのだ。


posted by Masa’s Pastime at 16:28 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月02日

大好きな季節が、とうとう終わってしまった。



世間では 「残暑残暑」 と騒いでいるが、9月に入って夜風は涼しいし、、、個人的には淋しい限り。




しかーし。



そんな感傷的なことを言っている場合ではないのだ!



夏の間怠けていたわけではないけれど、、、今月は、やらなければいけないことが山積みになっている。




まずは、新たに出来上がってきた 「0サイズカスタム腕時計・ステンレスケースモデル」 の商品化やご紹介をしなければ。



それから、入荷する一方で店頭にもホームページにもアップしていない時計が溜まってきたから、、、その「品出し」 の準備も進めないと。



その他、You Tube に載せる予定の「PV(プロモーション ビデオ)」 の製作を進めたり、店の 「パンフレット」 の企画等。



お待ちいただいている時計の納品準備は勿論のことだが、うちには営業職のスタッフが居るわけではないから、、、全員一丸となって 「時計をいじりながら」 何とかしなければならないのだ。




それにしても、最近、時の経つが早い。



ついこの間 「まだ先の話し」 と思っていた予定が、、、気が付くと目の前にある。



いつまで経っても 「夏休みの課題」 に手を付けようとしない長女に 「早めに片付けちまわねーと、後で遊べなくなるぞ」 などともっともらしい事を言っていながら、、、気が付けば、自分の目の前には課題が山積し、「ヒィーヒィー」 言っている始末。




スケジュール帳やパソコン等を一切持たない私の場合、、、全ての仕事の予定は、この頭の中にある。



と言うと 「ゴルゴ13」 のようで、さも 「高性能な頭脳」 を持っていそうに聞こえるが、、、実際には、そうでないからギリギリになって 「あっ、、、まずい」 ということになるのだ。



何かの間違いでそのうち店が繁盛し、、、「今日はこれとこれをやって下さい。 それから明日は11:00に○○さんがご来店予定ですから、遅刻しないようにして下さい」 などとスケジュール管理してくれる 「美人秘書」 でも雇用できるようになったら、などと夢想するが、、、(!?)



現実は 「夢のまた夢」 なのだ。




冗談はさておき、、、そろそろ本腰を入れねば。



秋は直ぐに深まる。



そしてここからは時間の経過が加速化し、、、いつもモタモタしているうち 「師走」 を迎えてしまうのだ。




今年も残すところ、たったの 「120日」



120(日)×24(時間)で、、、2880時間



そのうち半分以上は寝ていたり、休みだったり、、。



実際店にいるのは、800時間くらいか。




「残り800時間」 を、どう 「やり繰り」 するか。



生まれつき怠け者の私は、、、明日、釣り糸を垂れながら、ちょこっと考えてみようと思っているのだ。


posted by Masa’s Pastime at 16:43 | Comment(0) | 新着情報

2012年08月31日

水曜の夕方、エアコンの具合を見に若い技術者がやってきた。




早々に奥に案内すると、快調に動いているエアコンを見て、やや怪訝な表情。




すかさず私が経緯を説明すると、「うんうん」と頷きながらも、、、ちょっと弱った様子に見えた。





これは良く解る。




機械の修理をする人間にとって、その不調を目の当たり出来ないのは、一番厄介な状況。




今まさに不具合が起きている状況ならそれをよく観察して原因を突き止める事が出来るが、、、一時的にも絶好調の時には、それが出来ないのだ。





兎にも角にも彼はエアコンのカバーを開けモーターの品番をチェックすると、しばらく付属品のガタ等をチェック。




そして約10分後、、、一通りの状態を見終えた彼の説明は、以下のようなものだった。





モーターの交換には、モーター本体以外、全ての付属品が必要。




何故なら、モーターに付属している部品はそれぞれのモーターにピッタリ適合する寸法でなければならず、、、例え品番が同じでも、こっちのモーターとあっちの付属品を合わせてピッタリいくことはないから。




交換用のモーター、及び付属品一式があるかないかは、社に戻ってみなければ分からない。




また仮にあったとしても、、、、交換するべきかどうかは難しい判断になる。




というのも、、、仮に部品交換によってエアコン本体が修理出来ても、、、使用20000時間を越えた 「室外機」 の方が壊れるのは、時間の問題だから。




要は、エアコン本体の修理に10数万円を掛けた後、直に室外機が壊れて結局はエアコンをそっくり買い直さなければならない、という 「最悪のシナリオ」 が予想される訳だ。





彼が帰った後で、私はもう一度頭の中を整理した。




もしメーカーに 「モーター一式」 があったら、、交換しよう。




室外機が壊れるのは 「明日」 かもしれないが、、、「5年後」 かもしれないのだ。




万一、モーターを交換した後 「室外機」 がすぐに壊れた場合は、、、運が悪かった、と諦めればいい。




そして、もし 「モーター一式」 がなかったら、、、、時間をみて自分たちでオーバーホールして 「室外機」 が壊れるまで使ってやろう。





そんな風に考えているうち、若い技術者から電話がきた。



「付属品が足りないので、モーターの交換は出来ません。 今度壊れた時は、新品に買い換え、ということになります」




まあ 「予想通り」 の答えだった。




そもそもエアコンのような 「電化製品」 を、、、、いつまでも使い続けられる 「アンティークウォッチ」 と同じように考えるのが間違いなのだ。



メーカーが 「部品がありません」 と言ったら、それでおしまい。



10万円の家庭用エアコンでも、100万円以上の業務用でも、基本的には同じ。



ある意味、近年の 「機械式時計」 と同じ類のもの。



今更ながら、、、そんな風に再確認した 「エアコン騒動」 だったのだ。


posted by Masa’s Pastime at 14:24 | Comment(0) | 新着情報

2012年08月29日

さてさて、月・火曜日を挟んで 「週明け」 の今日、水曜日。



エアコンは、実に気持ちよく稼動している。



「ガリガリ、シュルシュル」 異音のしていたモーターは、、、壊れる前と変わらず、静かに回っている。




日曜日の夕方、、、異音があまりに煩くて、気に障った。



店内には常連を含めて何人かのお客様がいらっしゃったが、、、モーターの異音がBGMのようになって、会話もすすまない。



我慢の限界に達した私は、奥の棚の上に昇り、、、、ヤケクソ気味で、モーター内部にグリスをブチ込んでやったのだ!




しかし、その朝グリスアップしたばかりだったモーターは、、、相変わらず 「ガリガリ、シュルシュル」 いっていた。



理屈ではほとんど意味のないことをしているのが分っていながら、、、ただ 「じっとしていられなかった」 という感じもあった。



それに加えて、どっち道このままでは、、、良くて 「モーターの交換」 悪ければ 「エアコン本体の交換」 になるのだから、万一 「不適切なグリスアップ」 でモーターが全損しても、、、結果に変わりはない、と思ったのだ。




ところが約1時間後、、。



そろそろ日曜日の閉店時間の 「6時」 になろうかという頃。



気が付くと、、、嘘のように、モーターの異音が消えたのである。




「静かになったねー」



残っていた常連のお客様も、きつねに摘まれたような顔をしている。



当の私自身でさえ、、、何とも納得のいかない感じがしたが、、。




しかしこういうことは、、、機械物に関して、しばしば起こる。



おそらく、私がヤケクソでモーター内部に大量噴射したグリスが、、、それまでお行儀良く注油していた時にはグリスの届かなかった、モーターのメタル(ベアリング)内部の摩擦断面に流れ込んだ、ということなのだろう。



もっとも、異音が消えたから 「一件落着」 とはいかない。



このまま放置すれば、再びモーターが悲鳴を上げるのは 「時間の問題」 



モーター内部には、金属粉を伴った大量の油汚れが残ったままなのだ。




一方で、「希望」 も湧いた。



グリスが届くことによって一時的にも 「作動が正常化した」 ということは、モーターの異音の主原因は「グリスの汚れや不足」 にあり、、、「部品の磨耗や欠損」 ではない、ということになる。



したがって、万一 「交換用のモーターがない」 ということになった場合も、、、モーターを 「オーバーホール」 すれば、まだまだ当面は使用可能になる可能性が高い訳だ。




もっとも、メーカーの方では 「モーターのオーバーホール」 などという 「かったるい」 ことはしないかもしれない。



それに、「決定的な部品の欠損」 はなくとも、それなりの経年劣化はある。



やはり 「モーターを新品に交換」 できれば、それが一番安心であることは間違いない。




問題は 「交換用のモーターがないから、エアコン自体をそっくり交換」 と診断された場合。



この場合は、、、自分達で、モーターをオーバーホールして使ってやろう。  



現段階では、私はそう考えている。




いずれにしても、、、技術者の方がいらっしゃるまで、あと3時間ほど。



どんな 「診断」 が下されることになるのか?



この結果は、次回のお楽しみ(?!)



それでは、またお逢いしましょう!


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2012年08月26日

懐中時計 東京 腕時計 ギョーシェダイアル

懐中時計



実に困ったことになった。



孤軍奮闘していたロートルの大型エアコンが、、、遂に悲鳴を上げたのだ。




入り口の方にあるもう一台のエアコンが故障中であることは、以前お話しした通り。



これに関しては 「後方のエアコンの冷気を強力な送風機で前に送る」 という苦肉の策で、何とかなってきた。



しかし、本来2台で空調する筈の50坪の面積を1台きりに任せていた訳で、、、 「オーバーワークになって故障するかもなー」 と岩田が指摘していたのだが、、。



そんな昨日の夕方、顕微鏡を覗き込んでいる私のところに辻本が寄ってきて、、、 「エアコンから異音がしだしました」 



悪い予想が当たってしまったのである。




慌てて店の奥に行ってみると、、、「ガリガリシュルシュル」 



モーターのベアリングあたりから、、、明らかにヤバイ感じの異音がしているではないか!



「ウーン、、マズイねー、これは。 うん、マズイなー」




自分でも訳の分らぬ言葉を口にしながら 「緊急の対策」 を考えるが、、、いい方法は思い浮かばない。



取り敢えずモーターの様子を見ようと岩田が脚立を登りカバーを開けるが、、、「うーん、。」



モーター自体は良く見えているのだが、、、その両端には左右に長いシャフトが出ていて、それぞれ本体の端までいくつかのブラケットに支えられて回っている状態。



つまり、モーターをバラしてオーバーホールし取り付け直すには、、、かなり厄介な構造なのだ。




しかし、ベアリングの異音は尋常ではない。



このまま回し続ければ、「焼き付き」 を起こすのは、時間の問題なのだ。




取り敢えずモーターにグリスを注油する岩田。



メーカーの修理依頼の問い合わせ先をネットで検索する辻本。



「ウーン、、」 と、緊急の策を考える私。



その間も店頭では、渡邊がお客様に時計の受け渡しをしている。




グリスを注入されたモーターは 「気持ち静か」 になったが、、、根本的には変わらない。



長年の磨耗によって発生した 「金属のカス」 や 「劣化した油」 を完全に取り除くには、全てを分解しなければならないのは 「時計」 と同じで、、、組みあがった状態のままの注油が 「間に合わせ」 に過ぎないことは、分りきっている。



それに、擦り減ってしまった 「ベアリング」 や 「シャフト」 の部品は、、、どんなに綺麗に洗っても復活しないから、交換する以外にない。




兎にも角にも、メーカーのフリーダイアルを回して現状を説明した。



異音の具合。



エアコンの型番。



それから、このエアコンが現在 「小売の店舗」 で使用されていて、、、復旧は 「待ったなし」 の状態であること。




これに対して、電話に応対した女性からの回答は、以下のようなものだった。



修理の可否、費用の見積りの為の出張は、最短で来週の水曜日になる。



出張には費用が掛かる。



「型番」 が古いため、場合によっては部品の入手が出来ず、修理が出来ない可能性がある。




さてさて、、どうしたものか?



来訪してもらった結果、運良く修理が可能だったとしても、、、部品の入手・修理が行われるのは少々後になるだろう。



また、修理が不可能となれば、新たなエアコンの設置工事には 「200万円」 からの費用が掛かるだけでなく、、、、修理よりも更に時間が必要になるのだ。



その間、開閉可能な窓の殆ど無い 「パスタイム」 は、、、「サウナ状態」 になること必至。



実際問題 「摂氏35度以上」 の密室で、、、「営業」 が可能かどうか、、?



いずれにしても 「空調の故障により臨時休業」 などとなれば前代未聞のことだし、、、実際、9月の 「納品」 を待っている時計はまだまだ完成していないものが多く、休んでいる訳にはいかないのだ。




一晩考えたが、、、さしたる案もなく朝になった。



今朝岩田が再度注油したにも関わらず、件のエアコンは更にうるさくなっている。



「ガガー。 ガガー」



ちょうど、縁日の夜店の後ろで唸っている、ジェネレーターの騒音のような感じ。



幸い店は充分に冷えてはいるし、、、今日のうちは大丈夫だろうが、、。




やれやれ。



しかし来週水曜の午後には、おおかたの見込みはつく予定。



この顛末は、また来週水曜日にお伝え致します。



それでは、また来週お逢いしましょう!


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2012年08月24日

懐中時計 東京 腕時計 ギョーシェダイアル

8月24日、、、パスタイムが 「店内禁煙」 になった。




「ついに」 というべきか 「遅ればせながら」 というべきか?





随分前から 「店がタバコ臭い」 という指摘はいただいていて、、、、空気清浄機を入れたりポプリを置いたりしていたが、やはり完全には臭いが取れない。




どうしたものかなー、と思っていたある日、、、「タバコ臭っ!」



初めて来店された 「2人組の若い女性客のささやき」 が耳に入った、、。




そんなことで 「スモーカーズパラダイス(?)」 だったパスタイムも、、、遂に禁煙化されるに至ったのだ。





考えてみれば、、、そもそも店でタバコを吸うお客様は、さほど多くない。



喫煙者の大半は、私や店の連中なのだ。



中には 「ここは禁煙じゃなくて助かるなー」 と一服する方もいらっしゃるが、、、やはり最近は少数派。



これが 「夜の酒場」 などでの話しなら別だろうが、、、そういった方でも、「禁煙ならもうパスタイムには行かない!」 というほどのことではない、と思う。




もっとも 「少数派」 だからといって、、、全てを諦めていただくわけではない。



また、個人的に 「禁煙」 するつもりもない。

 

ということで、小さな台所を 「喫煙所」 にした。



「私やうちの連中」 にとっても、それから 「一部のお客様」 にとっても、、、、「最後の砦」 がある訳だ。




しかし、どうにも調子が狂うのは確か。



こうしてパソコンでブログを打っている間も、、、ついついイライラする。



その度に台所に駆け込んでいたら、仕事にならないし、、。



そう思いながら、取り敢えず 「一服」 するため台所の扉を開けたら、、、煙の中に先客。



2ヶ月ほど前に、数年間の禁煙を 「解禁」 した、エングレイバーの辻本が一服していた。




嫌煙家のお客様にとっては 「やっと」



愛煙家のお客様にとっては 「遂に、、」



いずれにしても、、、「タバコ臭くなくなった」 パスタイムへ、どうぞお越し下さい!!


posted by Masa’s Pastime at 18:22 | Comment(0) | 新着情報