Masa’s Pastime

2012年10月17日

中学生時代の同窓会が、約1ヶ月後に迫ってきた。



35年ぶりに、同じ年に卒業した同窓生のうち 「総勢130人」 ほどが集まる予定だ。




ひょんなことから私がクラス担当の 「幹事」 になってしまったのは、以前お話しした通り。



但し、兼任することになっていた 「司会」 の方は、何とか当時仲の良かった友達に代わってもらえた。



もっともその代わりにちょっとした 「宿題」 が与えられたのだが、、、、これがなかなか上手くいかない。




宿題とは、、、当日の記念品に書き入れる 「記念の言葉」 を考えること。



例えば 「35年目の再会」 とか 「35th Anniversary」 とか、、。



何でもいい、と言えばそうなのかもしれないが、「センス溢れるコピーを期待しています」 などというメールが来た途端、、、頭が固まってしまったのだ。




似たようなことは、皆さんも結構経験がおありではないか?



普段なら難しく考えないでササッと済んでしまうようなことが、、、肩に力を入れてしまうと急に難しくなるようなこと。



私は 「上がり症」 なのか、結構多い。




例えば、ちょっとしたテレビ取材などで 「微笑んで下さい」 などと言われた場合。



普段、店では四六時中大口を開けて 「アハハー」 などと笑っているのに、、、カメラを向けられ 「微笑んで」 と言われた瞬間、口元が引きつってしまう。



そして 「もっと自然に」 とか 「普段通りに」 などと言われれば言われるほど難しくなり、、、仕舞いには 「有り得ない顔」 が出来てしまうのだ。




35年ぶりの集まりで、年齢が50歳だから、、、んー、、どうしよーかなー。



あんまりつまらんこと書いてあって 「何だよこれー」 とか言われても癪だしなー、、。



「おおっ、!気の利いたセリフだねー」 なんて唸らせるようなコピーはないのか、、?




期限はせいぜい今週中。



不謹慎ながら、、、仕事中の今も頭にへばりついている状態なのだ。


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2012年10月12日

アンティーク時計の修復には、実に多種多様な道具が使われる。




「旋盤」 や 「フライス盤」 などの工作用工具は別として、、、作業台の上には、ピンセット、ドライバー、ルーペ、それからブロワー(チリ吹き)や油差しなどがある。




そして大抵の場合、その一番奥には 「タガネ」 がドンと居座っている。 





これらの道具は、どれ一つとして 「なくてもいいもの」 がない。



例えば 「ピンセット」 がなしにヒゲゼンマイの整形を行うことは不可能だし、「ドライバー」 がなければネジを緩ますことも締め付けることも出来ない。




唯一、それが無くても分解組み立ての作業自体が可能と言えるのは、、、タガネくらいか。


無論代替品で間に合わせれば、、、精度の良い仕事が期待できないのは言うまでもないが。




このタガネ、時計用の軽工具の中では最も専門性の高い道具と言えるが、、、同時に使用に際してもっとも知性や理性の必要な道具と言える。




何故ならこれは主に部品を 「垂直に押し付けたり」 「叩いたり」 する道具だから。



ある部品にもう一つの部品を押し込む場合、、、タガネを押すのは指かハンドル。



一方で 「叩く」 場合は 「ハンマー」 を使う。




いずれの場合も、力加減は 「時計師のカン」 になるが、、、押し込む場合はまだしもハンマーで叩く場合はかなり危険。



地板や受け板の小さなホゾ穴(軸の回転する穴)などを力任せに叩けば一発で穴の中心が狂うし、、、天真を天輪にかしめ付ける場合など、天輪の腕を伸ばしてしまえば元に戻すことは出来ない。




つまりタガネは、どんなに状態の良い貴重な時計でも 「時計師の一撃」 によって台無しにする、、、そんな危険な道具でもあるのだ。



「こんな見当違いな所を思いっきり引っ叩いて、何考えてんだよー!!」



仕事上、今までそんな時計を無数に見てきたし、、、うちの連中もしょっちゅうブツブツ言いながら作業している。




「トントン」 「タンタン」



使っているタガネ、使っているハンマー、、、それからそれが置かれている作業台やそれを使っている職人もまちまち。



だから 「タガネの打撃音」 はそれぞれ微妙に違う。




自慢のタネにならないことは分っている。



しかし四六時中 「タガネの演奏会」 を聞き慣れている私には、、、オーケストラの指揮者よろしくそれが「誰の音」 なのか、目を瞑っていても分る。



タガネとは、そんな打楽器のような道具でもあるのだ。




ちなみに、うちの連中が皆それぞれ違うタガネを使っているのには理由がある。



それは、今スイスやドイツで作られている 「新品のタガネ」 が使い物にならないから。



新品だから金さえ出せばいくらでも同じものが揃えられるが、、、「ガラクタ」 を沢山買い込む気にはなれない。



これはかつて私自身何台も新品のタガネを買い込み、使ってみた結果思い知ったこと。



何しろ鋼の材質が柔らか過ぎるし、作りもちゃちな上、やたらと錆び易くて話しにならない。



だからうちの連中もみんな買い付け先のアメリカで必死になって 「半世紀以上も前のタガネ」 を探し回り、、、それぞれ状態の良い物を手に入れて使っている訳だ。




つまり 「昔のものの方が遥かに良質」 なのは工具も同じ、ということ。



時計だけの話しではないのである。

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2012年10月10日

今朝、駅の改札を抜けホームに降りると、凄い歓声が聞こえた。




向側のホームを埋め尽くしているのは、小学校低学年らしき子どもたち。




なるほど、「秋の遠足」 というわけだ。





みんな青の帽子を被り、仲良く体育座りをしながら電車を待っている。




おそらく 「昭和記念公園」 あたりに行って弁当を食べてくるくらいなのだろうが、、、子ども達の顔は期待で一杯だ。




皆んな嬉しくて我慢できない様子で、先生に注意されながらもワーワーキャーキャー。




一瞬、「公園で弁当を食べるくらいで何がそんなに嬉しいのか?」 と思うが、、。



しかし、私にも覚えがある。





今は実家にある古いアルバムの、どこかの公園でおにぎりを頬張っている写真。




赤い体育帽を被って女の子の隣に座り、自分ながら、無邪気に嬉しそうな顔。


裕に40年以上前の写真だが、、、女の子の顔には微かな覚えがあるような、、。



あの娘、今頃どんなオバサンになってるかなー?




いずれにしてもいい歳した大人になると、あんな無邪気な顔は出てこない。



遠足どころか、海外旅行出発前の成田空港でも、はしゃいでいるのは子供だけ。



それもある程度の年齢に達すると、、、子供も段々と 「醒めた顔」 を見せるようになるのだ。




うちの子供も同じ。



7歳の次女は完全に無邪気だが、、、12歳になった長女は、最近馬鹿のようにはしゃぐことが少なくなった。



ふとした瞬間に眉をひそめたりして、大人のように憂鬱そうな顔を見せることもあるし。



こうして大概の人間は、中学校、高校、、と進んで大人になるにつれ、、、何か 「忘れ物」 をするようだ。




本当は、ちょっとしたことで、はしゃいでもいいのだ。



小さなことで、大喜びしても。



「大人気ない」 と言われても気にしない。



「幼い子供のように分別のない大人」 は困るが、、、「子供のように無邪気な大人」 なら大歓迎ではないか!




どのくらい子供と同じように無邪気になれるか、、?



芋虫が転がってはキャーキャー。



アイスクリームを頬張ってはニコニコ。



「仕事で疲れているんだよ」 などとしかめっ面せずに。



今度の休み、、、自分でもちょっと試してみるか。

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posted by Masa’s Pastime at 13:49 | Comment(0) | 新着情報

2012年10月07日

若者の 「車離れ」 が進んでいるようだ。




トヨタをはじめ、国内の自動車メーカーは最近様々なキャンペーンを打ち出し、若者の 「車帰り」 を図ろうと懸命になっている。



当然ながらこれは、車がないと生活に支障をきたす遠隔地においてではなく、、、車を持つ必要性のない都心部において特に強い傾向だ。






そういえば、うちのスタッフを見渡しても、、、車を持っているのは4人中1人。




勿論これは、車を持った際に掛かる 「駐車場代」 や 「自動車保険の支払い」 といった必要経費があまりに嵩むために諦めている側面もあると思うが、、、それだけではない。



運転免許を持っていない者に何故免許を取らなかったか聞いてみると 「最初から全く興味がない」 という返事が返ってくるのだ。





結局は、近年若者の興味の対象が大きく変わったということだろう。




18才になったら 「何はともあれ運転免許を取りに」 といった私達の世代。



想い出せば、多くの若者、特に男子に関して言えば話題の中心は、常に 「バイクや車」 で、、、皆そのために必死でアルバイトをしていたのだ。




バイクや車関係の雑誌も今より多かったし、、、数10台、時に数百台などという 「暴走族」 が集会を行っていたのもその頃。



もっともこれは、若者が興味を持つ対象の 「選択肢が少なかった」 とも言える。




最近はどうだろう?



何が当時と違うのか?



おそらく一番の違いは、インターネットや携帯電話等、通信機器の発達やゲームの普及。



「新型のソフトウエア」 や 「ゲーム」 が販売されるとなると、、前日の晩から秋葉原に長蛇の列が出来る世の中。




つまり 「月々何万円もの駐車場代」 「保険代」 それから高騰し続ける 「ガソリン代」 など負担してどこかに出掛けて行かなくても、、、うちに帰ってパソコンのスイッチを入れれば、充分に熱中出来るものが用意されているという訳だ。



勿論今でも 「車好き」 の若者は相当数存在する筈だが、車好きは昔のような多数派というわけではなく、、、ゲームやネット、フィギュアー、それから自転車やヒップホップダンス?等、数ある趣味の中の 「一グループ」 ということになるのだろう。



少なくとも国内での販売に限って言えば、、、自動車メーカーにとっては間違いなく逆風。



しかし 「燃料資源の無駄遣い」 も 「温出ガスの排出量」 も、更に 「交通事故」 も 「交通渋滞」 も減ることを考えたら、、、全体としてみれば 「良い傾向」 なのだ。





現在、数ある若者の趣味の対象。



その中で、「趣味はアンティークウォッチ」 という若者がもっと増えてきたら?



アンティーク時計屋のオヤジとしては、、、そんな風に期待しているのだ。


posted by Masa’s Pastime at 15:47 | Comment(0) | 新着情報

2012年10月05日

気がつくと、私は贅沢な応接室のソファーに腰掛けていた。




革の感触がヒヤッとして気持ちいい。




窓の外は首都圏のビル群。



どうやらどこかの高層ビルの一室にいるようだ。





テーブルを挟んで向こう側には身なりのいい重役風の紳士が腰掛け、秘書と思わしき美人と微笑んでいる。



微笑んでいる先には他に誰もいない。




私だけなのだ。





やたらに旨いコーヒーを啜っていると、、、秘書風が資料のようなものを取り出した。




「失礼ながら御社の製品のサンプルを調べさせていただきました。 全く非の付けようがございません」




「ご苦労様。それで?」




生意気な若造のように振る舞う私に、重役風がソファから腰を浮かせ、話しを持ち出してきた。





「是非御社の製品をうちで扱わせていただきたい!」 本当に必死の形相だが、、、私はにべもなく断った。




「残念だけど、そいつは出来ない相談だね」




どういうわけだか分からないが、私は普段と違いエラく自信満々なのだ。





「どうしてでしょう? 何かお気に障る点でも?」




格好のいい唇を突き出して、秘書風が聞く。




私は彼らに靴底が見えるほど高々と脚を組み、、、更に調子に乗って言った。





「うーん。なんていうのかなぁ、、。 そもそも俺は全て自分でやらなきゃ気が済まないタチなもんでね。人の手を借りるのが嫌いなんだよ。」




「手を借りるなんてとんでもない!私どもはただ御社の素晴らしい製品を世の人々に知っていただくお手伝いをしたいだけでして、、」




重役風は、ガラにもなく揉み手でもしそうな勢いで私の目を下からのぞき込んでいる。




「何とかお願い致します!」




美人秘書風もプライドを捨て、重役風と一緒に媚びを売り始めた。





全く何がなんだか分からない。



しかしどういうわけか、、、私はこの2人に対してエラく 「優位」 に立っている。





そもそも 「御社の製品」 とは何なのか?



それなりの社会的地位がありそうな重役風が、、、何故 「時計屋のオヤジ」 にヘコヘコしているのか?




全く分からないが、、、?、、いや、次第に何となく分かるような気もしてきたような、、。




「そうか、、。」



そういうことなら、好き放題やってやろう。





私は 「ゴルゴ13」 にでもなったつもりでこう言った。




「悪いが、この話しはなかったことにしてもらおう」




「お願いいたします!お願いいたします!そこをなんとか!」




フカフカのカーペットに額を擦り付け始めた2人を置き去りにして、、、私は颯爽と部屋を出る。





「早く起きなさい!」



カミさんの叫び声で目が覚めた。



2人の娘はあさっての方を向いて雑魚寝していて、、、何度言われても、起き出さない。



「もう学校の時間よー!」





私はサッシを開け、パンツ一丁のまま煙草を咥えてベランダに出た。



下に見えるのは、ランドセルを背負って歩いている子供たちの列。



横断歩道で旗を持っている父兄。



いつも通りの朝の団地の風景。




そして自分の吐き出した煙の彼方には、、、ついさっきまで私が居た筈の 「高層ビル群」 が霞んで見えた。


posted by Masa’s Pastime at 13:17 | Comment(0) | 新着情報

2012年10月03日

8月にご注文いただいた 「透かし彫りムーブメント」 のカスタム懐中時計のプロジェクト。




前回このブログでご紹介したのは手を付ける前の段階だったが(8/05ブログ「ある依頼」 )、今回はその途中経過をご紹介したい。





ご注文内容は、、パスタイムにあるアンティークムーブメントから気に入ったものを選び出し、それを全面透かし彫りしたものに合わせてケースを製作、、、「両面サファイアクリスタル・グラスバック仕様」 の特別な懐中時計を作る、というもの。




具体的な仕事の順番としてはまず 「彫り」 から、その次は 「ケースの製作」、そして最後に 「ムーブメントのレストア」 ということになる。





さてさて、まず最初に行うのは、「受け板の研磨」



表面に0、1ミリほど研磨をかけることによって、元々あった模様や傷などを全て取り除き 「白紙」 の状態にする。




その次に、模様の 「デッサン」



何も邪魔するもののない白い画用紙の上に行うデッサンとは違い、各受け板の形状、軸受けの石その他受け板上の部品を避けてデザインしなければならないから、、、センスは必要。




そしてデッサンに対して依頼主の了承を得たら、、、いよいよ下絵を付ける。



ここから下絵に沿ってアラベスク模様の輪郭を彫り始め、、、現在は、「彫り終えた受け板に無数の穴を開け、その形を模様のディテールに沿って整形する段階」 に入っている。




ちなみに、エングレーバーの辻本は以前にもこの手の仕事を0サイズのカスタム腕時計でも行っているが、、、やはりこの 「穴開け」 → 「穴の整形」 の段階が一番難しく、時間も掛かるようだ。



何しろ、箇所によってはその穴があまりにも小さく、、、ドリルの製作が必要なのは元より、穴を整形する為には 「特殊なヤスリ」 を自作せざるを得ないのだ。




とういうことで、ご注文いただいてから約2ヶ月後の今、ようやっとこの段階まで到達したカスタム懐中時計。



来月末の完成まで、、、まだまだ道のりは遠いのだ。

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スケッチ

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スイスムーブメント加工前

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面出し研磨

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アラベスクエングレービング

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凹面穴あけ

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透かし彫り



posted by Masa’s Pastime at 15:23 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月28日

前回のブログでご紹介した我が家の 「珍客」




実はブログをアップして間もなくダイビング屋時代のお客様からフェイスブックにメッセージがあり、、、件の魚は 「ハナオコゼ」 であろう、というご指摘をいただいた。





たまたまその夕方から仕事で外出していた私はカミさんにメールを入れ、確認するように依頼。




図らずも(?)その晩は深夜の帰宅となったが、、、翌朝、魚類図鑑で確認したという長女に聞くと、「カエルアンコウ科ハナオコゼ」 に間違いないようだと言う。




更にネットで検索したカミさんも、ハナオコゼを飼育している人の映像を見た限り、同じ魚に間違いない、という。




こうして我が家の珍客は 「カエルアンコウの仲間ではあるが本種とは別の魚」 ということが分かり、、、、私の記憶中の 「カエルアンコウ」 とちょっと違ったのも合点がいった。





ちなみにこの 「ハナオコゼ」 、いかにも海底を這いずり回っていそうなその容姿とは裏腹に、、、一生を 水面の 「流れ藻」 に付いて生活するらしい。



流れ藻には様々な魚の幼魚がくっついているが、、、コイツは、流れ藻そっくりなその姿に騙されて近寄ってきた小魚をパクッと食べるという訳だろう。



いずれにしても、ご指摘いただいたK氏に感謝するとともに、このブログの読者の方々にはこの場で 「珍客」 の正体をご報告差し上げた次第。





さてさて、その 「ハナオコゼ」 、、、困ったことに、餌を食べない。



カゴの中で隔離しているのがいけないのかと思い、ヤケクソで他の魚と一緒にしてみると、、?



他の連中を食べてしまうどころか、、、身体から海草のようにニョキニョキ生えている突起を 「チョウチョウオ」 に好き放題突っつかれているではないか。



このままでは逆に弱ってしまう、と元のカゴの中に保護したが、、、さてどうするか?




生きている小魚を与えるのは気が退ける。



かといって、何も食べなければ死んでしまう。



魚の切り身、イカの短冊、魚卵、オキアミ、、、色々試したが、、、見向きもしない。




「今度の月曜に海に返すようかなー」 と諦めていた昨日の昼間。



「食べたよー」 と、カミさんから連絡。



スーパーで買ってきた 「小アジ」 を目の前でヒラヒラさせているうち、偶然アクビのように口を開けたところにアジの頭を差し入れると、、、、そのまま 「ゴクン」 と丸呑みしたという。



ネットの情報によると、、、消化が遅い上、運動量の少ない魚だから一度食べればしばらくは必要ないらしい。




やれやれ、、、これでしばらくは安心か。



今朝、出勤前にカゴの中を覗き込んでみると、、、飼い主の心配をよそに、ヤツはカゴの中でヌボーっと 「四つん這い」 になっていた。


posted by Masa’s Pastime at 14:08 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月26日

懐中時計 腕時計 東京 修理

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月曜の釣りは、いつもながらの貧果だった。




久し振りに空は晴れ渡り、風もなし。



まさに絶好の 「釣り日和」 だったのに、、。




日が落ちた船着場で4、5匹の小物をクーラーに収め、、、一旦は帰り支度をした。



しかし、、、どうにも不完全燃焼。




そこで 「せめて観賞用の魚でもいないかな」 と、網を持って船着き場をウロウロしたのだ。





既にあたりは真っ暗で、人っ子一人いない。



気がつかないうちに随分と日が短くなったなー、などと思いながら懐中電灯の灯りを頼りにあちこち探していると、、、何か不思議な格好をしたものが目に入った。




係留してある漁船の土手っ腹に沿うようにして、水面を漂っている魚?




近づいてよく見ると 「ミノカサゴ」 のようにユラユラと漂っているが、それにしてはヒレが短い。



取り敢えず持っていた網で慎重に掬い上げると、、、大人しく網に入ったと思ったら、水面から上げた瞬間バタバタと激しく暴れた。





バケツの中に入れた20センチくらいのその魚を懐中電灯で照らして、しばし観察。



「???」



「オコゼ」 のようだが、「脚」 や 「手」 がある。



身体中に海草のようなヒラヒラとした突起があり、目の上のあたりには 「アンコウ」 のような突起も。



どうやら 「イザリウオ」 のようだが?、、、今まで見たことのない色模様、そしてサイズ。



ダイビング屋だった頃見たのは皆 「黄色」 や 「赤」 っぽいヤツで、もっと可愛らしい大きさだったような気がするのだが、、。




連れて帰ったら明らかに他の小魚を食べてしまうような魚だが、、、逃がすにはあまりに惜しい?



魚好きな子供たちが大喜びすることは間違いないし、、。




ということで、、、結局我が家に連れて帰ってきた。



深夜、他の魚を食べないように100円ショップで買ってきた流し用のカゴを水槽に取り付け、そこに入れる。



朝起きたら、子供たちはどんな顔をするだろうか?




そして翌朝。



「キャーッ、、、何これ? おもしろーい」 と次女。



「イザリウオだと思うんだけどな」 と言う私に、「あーっ、父ちゃん、イザリウオって言っちゃいけないんだよ。 カエルアンコウ!」



と魚オタクの長女。



確かに、「イザル」 という言葉が差別用語に当たるということで、、、最近 「カエルアンコウ」 に変名された、という話しを新聞で見た気がする。




それにしても、、、どうみても手や足にしか見えない胸ビレや腹ビレ。



それでカゴの底を歩いたり泳いだり。



エラの後ろには1対の 「配水管」 があり、、、エラから吸い込んだ水はそこから勢い良く噴き出す。



一見グロテスクな容姿だが、、、よく見ると小さな目をして、中々可愛いのだ。




普通の 「カエルアンコウ」 とちょっと違っているところに関しては、今後調べてみるつもり。



もしかしたら結構な 「珍種」 かも?。




ということで、最近、家族に無視されがちだった私の水槽が、この 「珍客」 のおかげで、また少し人気が出てきたのだが、、。



ずっと小さなカゴに隔離して飼うわけにもいかないし、、、かと言って他の仲間が食べられても困る。



いずれ正体の調べが付いて気が済んだら、、、故郷の海に帰してやるつもりでいるのだ。



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2012年09月23日

晴れたと思ったら、ザーッと雨が降る。




傘を差したら、今度は急に晴れ間が出る。




「女心と秋の空」 とは言い得て妙だが、、、いよいよ本格的な秋がやって来て、朝晩はめっきり涼しくなった。



夏が名残惜しかった私もさすがに9月の下旬を迎えると諦めがつき、、、秋の楽しみを探すようになる。





まあ、何はともあれ味覚か。




残念ながら国産の 「松茸」 をモリモリ食らう資力はないが、、、サンマなら問題なし。



ちょうど先週くらいからブックリ太って頭の小さく見えるサンマが店頭に並ぶようになり、、、既にうちでも外でもバリバリ食べまくっている。





もちろんサンマだけでなく、シャケもサバもイイダコもナスも、、、秋は安くて旨いものが盛り沢山。



「嫁に食わすな」 というものだらけなのだ。



ちょっと前まで 「食欲不振」 などと言っていた私だが、、、こうなると、秋の味覚の前に食欲は上昇傾向。




どうやら 「ピチピチのシャツに身体を合わせる」 計画も、頓挫しそうな気配だ。





夏の厳しい暑さに疲れた身体。



その夏バテした身体が、「秋の味覚」 そして 「過ごしやすい夜」 のおかげで、、、みるみる回復してゆく。



その後に迎える、寒さの厳しい長い冬に備えるように。




考えてみると、、、この国の四季は実に良く出来ているのだ。


posted by Masa’s Pastime at 14:35 | Comment(0) | 新着情報

2012年09月21日

ゆうべ、先日カバンを盗られた吉祥寺駅で、あの日を再現してみた。




あんな風に素早くカバンを盗み、電車に乗らずに駅を出た犯人。




そのまま 「サンロード」 でカバンを放り出したことから考えて、、、ヤツはきっと吉祥寺近辺に住み、常習的に盗みを繰り返していると踏んだのだ。





時刻は当日と全く同じの 「12時58分」 




JR中央線下りの最終電車を待ち、、、ホームのベンチに腰掛ける。




日曜日より人は多めだったが、、、取り敢えずウトウトした振り。




あの日と同じように膝の前にカバンを置き、、、そして手を放した。





「12時58分発下り方面高尾行きは、3分ほど遅れて1番ホームに到着予定です」




これも偶然、あの日と同じ。




「来い来い、来い」




同じカバンではさすがに向こうも気付くだろうから、違うものに換えてある。




そのカバンを手に取る気配がしたら、、、直ちにしょっぴいてやるつもりだったが、、。





1分、、2分、、来ない。



わざとらしく身体を揺らし泥酔を装ってみたが、、、ソイツは現れない。




周りを見渡しても 「それらしいヤツ」 もいない。




そうこうしているうちに、、、3分遅れの最終電車は、ホームに滑り込んできてしまった。





「ダメか、、。」




さすがに電車に乗り損なうところまで同じに、とはいかないから、、、私は終電に乗った。





数日前のことだから、まだ警戒しているのかもしれない。



駅の防犯カメラには、間違いなく 「犯行の瞬間」 が写っている筈だし。



しかし、、、そいつはまたきっとやるだろう。




いつか必ず捕まえてやるぞ!



片手に吊革を、もう片手にカバンをしっかり握り締めながら、、、、私はそう決心したのだ。


posted by Masa’s Pastime at 12:02 | Comment(0) | 新着情報