Masa’s Pastime

2012年10月07日

「車離れ」

若者の 「車離れ」 が進んでいるようだ。




トヨタをはじめ、国内の自動車メーカーは最近様々なキャンペーンを打ち出し、若者の 「車帰り」 を図ろうと懸命になっている。



当然ながらこれは、車がないと生活に支障をきたす遠隔地においてではなく、、、車を持つ必要性のない都心部において特に強い傾向だ。






そういえば、うちのスタッフを見渡しても、、、車を持っているのは4人中1人。




勿論これは、車を持った際に掛かる 「駐車場代」 や 「自動車保険の支払い」 といった必要経費があまりに嵩むために諦めている側面もあると思うが、、、それだけではない。



運転免許を持っていない者に何故免許を取らなかったか聞いてみると 「最初から全く興味がない」 という返事が返ってくるのだ。





結局は、近年若者の興味の対象が大きく変わったということだろう。




18才になったら 「何はともあれ運転免許を取りに」 といった私達の世代。



想い出せば、多くの若者、特に男子に関して言えば話題の中心は、常に 「バイクや車」 で、、、皆そのために必死でアルバイトをしていたのだ。




バイクや車関係の雑誌も今より多かったし、、、数10台、時に数百台などという 「暴走族」 が集会を行っていたのもその頃。



もっともこれは、若者が興味を持つ対象の 「選択肢が少なかった」 とも言える。




最近はどうだろう?



何が当時と違うのか?



おそらく一番の違いは、インターネットや携帯電話等、通信機器の発達やゲームの普及。



「新型のソフトウエア」 や 「ゲーム」 が販売されるとなると、、前日の晩から秋葉原に長蛇の列が出来る世の中。




つまり 「月々何万円もの駐車場代」 「保険代」 それから高騰し続ける 「ガソリン代」 など負担してどこかに出掛けて行かなくても、、、うちに帰ってパソコンのスイッチを入れれば、充分に熱中出来るものが用意されているという訳だ。



勿論今でも 「車好き」 の若者は相当数存在する筈だが、車好きは昔のような多数派というわけではなく、、、ゲームやネット、フィギュアー、それから自転車やヒップホップダンス?等、数ある趣味の中の 「一グループ」 ということになるのだろう。



少なくとも国内での販売に限って言えば、、、自動車メーカーにとっては間違いなく逆風。



しかし 「燃料資源の無駄遣い」 も 「温出ガスの排出量」 も、更に 「交通事故」 も 「交通渋滞」 も減ることを考えたら、、、全体としてみれば 「良い傾向」 なのだ。





現在、数ある若者の趣味の対象。



その中で、「趣味はアンティークウォッチ」 という若者がもっと増えてきたら?



アンティーク時計屋のオヤジとしては、、、そんな風に期待しているのだ。


posted by Masa’s Pastime at 15:47 | Comment(0) | 新着情報
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