Masa’s Pastime

2013年08月01日

「我慢の限界」




夏も盛り、今日からいよいよ 「8月」 に突入した。



しかし今年の夏は、、何かおかしい。




6月からやたらと暑い日が続き、今年は 「空梅雨かなー」 と思っていたら、、、例外的な、早い梅雨明け。




しかしその後は西日本や北陸での豪雨、関東でもハッキリしない薄曇りのような天気が続いていて、、、とても梅雨明けしたとは思えない陽気だ。





まあどんなに天気が悪くても、これは自然のことだから仕方ないし、誰のせいでもない。




人間は大自然の中で生かされているだけの非力な存在だから、、、それに順応出来るよう、ひたすら頑張るしかない訳だ。





しかしそれとは別に、ここに一つ、私の我慢が限界に達していることがある。




以前にもお話ししたことだから繰り返しになってしまうが、、、気象庁の天気予報が、あまりにもお粗末なのだ。




全く当てにならない 「週間予報」 は言うまでも無く、、、「明日の天気」 ですらデタラメな状態が続いている。




月曜から昨日まで、ドイツから一時帰国している義妹夫婦やうちの子供達を連れ、いつもの 「伊豆・伊東市」 に行っていた。



月曜日の時点で見た週間予報は、火曜日が 「曇り・所により雨」 、、。



しかし昨日(水曜)からは天気が回復し、来週月曜日まで晴れ模様が続く、というものだった。




雨こそ降らなかったものの、、、確かに火曜日の伊東は、時々晴れ間がありながら基本的にはどんよりした天気。



まあ一日中外で遊ぶことを考えると 「ドピーカン」 よりは楽でいいか、といった感じで、、、皆、磯遊びやスノーケリング、釣りに興じて、楽しんだ。




さて翌日(水曜)は、早朝から 「釣り」 の予定。



朝5時前に子供達を叩き起こし、表に出て薄明るい空を見上げた。



すると、西の空も東の空も、北も南も、、、今にも降り出しそうな、鉛色。



おまけに東から吹く涼しい風が、木々の枝を揺らしている。




またか、、。



これまた当てにならない私の 「観天望気」 ではあるが、、、少なくともこれは、日中晴れ渡る日のパターンではない。



念のために 「気象庁発表、静岡県伊豆地方、午前5時の天気予報」 を聴いてみると、、、これが振るっていた。




「朝から昼過ぎまでは晴れ。 夕方から曇り。」



先述した通り、この予報が発表されたのは、夜明け後の午前5時。



つまりそのちょっと前には外はもう 「朝」 になっていて、、、いつ雨が降ってもおかしくない状態になっている。



しかし気象庁は、、、あくまでも 「晴れ」 だと言っているのだ!




もちろん5時発表の予報は、5時ギリギリに判断しているものではないだろう。



しかし、これだけ空全体を覆っている雲は直前になって急に発生したものとは考えられないし、、、事実、前の晩の空は、星のひとつも見えない曇天だったのだ。



結局、昨日は一瞬薄日の差した瞬間もあったものの、、、終日どんよりした曇り空だった。




昔、朝日新聞にこんな手記が載っていた。



記事の著者は、気象庁のOB。



「予報士の中には、窓の外を見ないで予報を出す者がいる。 彼らの頭の中には、気圧配置や風向等のセオリーがびっしり詰まっていて、これこれこういった状況だから、明日の天気はこうなるべきだ、と予報する。 

窓の外で大雨が降っていてもそんなことには一切興味を持たず、セオリーで晴れなら、予報は晴れでいい、というタイプの人間が存在するのだ。」




時計の修理屋が 「壊れた時計を直す職人」 だとすると、予報士は 「天気を予測して伝える職人」 



職人は 「人間」 だから、、、失敗をする。



それは、その職人が個人で仕事していようと、大きな組織で仕事していようと、基本的には同じこと。



だからたまに失敗をしたからといって目くじらを立て、「けしからん!」 と言うつもりはないのだ。




しかし、このところの気象庁の予報は、、、あまりにも、あまりにも精度が低すぎる。



気象衛星、レーダー、観測船等、大がかりで高精度な設備、膨大な人員・公金を投じている 「国の機関」の仕事とは、到底思えない。



そもそも、いくら 「大外れ」 を繰り返しても、責任問題にもならないし、株主に頭を下げる 「社長」 もいない。



これが民間の企業だったら、とっくに信用を失い、倒産しているレベルであろう。




ご存知の方も多いと思うが、、、よりピンポイントで、より精度の高い予報が必要な人には、民間の気象予報サービスが存在する。




再び昔話になってしまうが、、、私がまだダイビング屋だった若者の頃、某メジャープロ野球場に仕出し弁当を納入しているお客さんが、こんな話しをしていた。



「大雨が降って急遽試合が中止になると、納入した弁当が全て廃棄になり、相当な損害を蒙る。 だから民間の予報サービスにかなりの費用を払って、精度の高い予報を得ている。」



まだ 「ドーム球場」 など無い頃の話しだから、何となく 「へー、そんなもんなんだなー」 と思った。




しかしその方の話しには、先があった。



これら民間の法人には、取締役などとして 「気象庁OB」 が天下っている。



もし気象庁の発表する予報の精度が充分に高かったら、、、わざわざお金を払って確かな情報を得ようという需要は、当然なくなる。



つまり気象庁の上層部は、民間企業に天下ったOB達のため、それから将来天下ろうとしている自分達のために、、、 「適当な割合で、故意に予報を外している」 というのだ。




ここまでくると、さすがに俄かには信じがたい話し、だった。



その方は少なくともきちんとした人だったし、大真面目だったが、、、いくらなんでも、そこまではないだろう。



どっかの週刊誌が作り上げた、「面白い話し」 の類だろう。



間違いなく、そう思った。




今になっても、信じている訳ではない。



しかし、気象庁の予報が有り得ない外れ方をする度に、、、私はその人の真剣な顔を想い出してしまうのだ。

posted by Masa’s Pastime at 17:00 | Comment(0) | 新着情報
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