シカゴへの出張を1週間に控えて、連日バタバタが続いている。
帰りが遅くなる日はハモニカ横丁あたりで晩飯がてら一杯やって帰ることが多い私だが、、、財布が空っぽの時や、あまりに疲れている時など、夜食を買ってうちに帰ることもある。
私の住む西国分寺の駅前では 「マイン」 というスーパーが夜11時まで営業しているから、そんな日はここで深夜のショッピング?を楽しむことになるのだ。
しかし閉店間際の食品売り場には、あまり多くの食材がない。
もっぱら私のフィールドである 「鮮魚コーナー」 でも、通常の時間帯には溢れかえらんばかりの 「寿司弁当」が並んでいるのだが、、、、深夜にはご飯ものが殆ど残っていない。
そんな時は 「ベビーホタテ」 だの 「タコの足」 だのを買って帰るしかないが、それはそれでよし。
無いものを言っても仕方がないから、諦めがつくのだ。
しかし問題は残っている時。
たまに1、2点の寿司弁当が残っている時、、、寿司コーナーでは、私と同様のオジサン客との間で密かなサバイバルゲームが展開する。
「そんなもの見つけたら即買ってしまえばいいじゃないか」 と思うだろうけど、状況はそう単純ではない。
何しろ深夜に売れ残っている寿司なのだ。
多くの場合、ネタは干からびている。
イワシなど入っていようもんなら、、、食って大丈夫か?というレベルだ。
その分値段は半額になっているの訳だが、、、半額でも不味いものは食いたくないのが人情。
昨夜は私を含め 「3人の空腹なオジサン」 が、2つのパック寿司の前で、穴の開くほどネタを品定めしていた。
誰もが同じ事を考えているのだろう。
「先手を打って」 無くならないうちに買ってしまうか、、、それとも鮮度の落ちた寿司はやめて、他のツマミ系で折り合いをつけるか。
7.3に髪を撫で付けた勤め人風のオジサンが、遂に手を出した。
確かにあっちの方が、若干生きが良さそうに見える。
しかし彼はそれを片手に持ったまま、、、更にもう一点のも見ている。
ここで作業服を着たもう一人のオジサンがすかさずもう一つのを手に取って、さっさとレジに向かった。
もしかして 「2つとも買われたら堪らん」 と思ったのかもしれない。
それを見た私は、「最初から寿司にはあまり興味が無かった」 かのように振舞いつつ、、、ツマミのコーナーに移動し、タコやイカを物色。
しかし何気に振り向くと、7.3のオジサンはまだ寿司コーナーにいた。
かすかに首を捻ったりして、、、、何か納得がいかないといった様子。
そして結局その寿司を台の上に戻して、、、フラフラと離れていった。
「先に買われてしまったもう一つの方を買うべきだった」 と思ったのか? それとも 「焼き鳥弁当のようなものにしよう」 と決心したのか?
台の上に一つポツンと残された、パック寿司。
競争相手はいなくなった。
しかし、人間の心理とは実に不思議なものだ。
さっきまで 「売れなければいいな」 と願っていたその寿司が、、、一度諦めたら全く魅力のないものに思えてしまったのだ。
「そんな事ってよくあるよなー」 と思う。
食べ物じゃなくても、色々な場面で。
「スモークサーモン」 と 「北海タコ」 を手に持った私は、、、そんなことを考えながら、レジに向かったのだ。
シカゴへの出張を1週間に控えて、連日バタバタが続いている。
帰りが遅くなる日はハモニカ横丁あたりで晩飯がてら一杯やって帰ることが多い私だが、、、財布が空っぽの時や、あまりに疲れている時など、夜食を買ってうちに帰ることもある。
私の住む西国分寺の駅前では 「マイン」 というスーパーが夜11時まで営業しているから、そんな日はここで深夜のショッピング?を楽しむことになるのだ。
しかし閉店間際の食品売り場には、あまり多くの食材がない。
もっぱら私のフィールドである 「鮮魚コーナー」 でも、通常の時間帯には溢れかえらんばかりの 「寿司弁当」が並んでいるのだが、、、、深夜にはご飯ものが殆ど残っていない。
そんな時は 「ベビーホタテ」 だの 「タコの足」 だのを買って帰るしかないが、それはそれでよし。
無いものを言っても仕方がないから、諦めがつくのだ。
しかし問題は残っている時。
たまに1、2点の寿司弁当が残っている時、、、寿司コーナーでは、私と同様のオジサン客との間で密かなサバイバルゲームが展開する。
「そんなもの見つけたら即買ってしまえばいいじゃないか」 と思うだろうけど、状況はそう単純ではない。
何しろ深夜に売れ残っている寿司なのだ。
多くの場合、ネタは干からびている。
イワシなど入っていようもんなら、、、食って大丈夫か?というレベルだ。
その分値段は半額になっているの訳だが、、、半額でも不味いものは食いたくないのが人情。
昨夜は私を含め 「3人の空腹なオジサン」 が、2つのパック寿司の前で、穴の開くほどネタを品定めしていた。
誰もが同じ事を考えているのだろう。
「先手を打って」 無くならないうちに買ってしまうか、、、それとも鮮度の落ちた寿司はやめて、他のツマミ系で折り合いをつけるか。
7.3に髪を撫で付けた勤め人風のオジサンが、遂に手を出した。
確かにあっちの方が、若干生きが良さそうに見える。
しかし彼はそれを片手に持ったまま、、、更にもう一点のも見ている。
ここで作業服を着たもう一人のオジサンがすかさずもう一つのを手に取って、さっさとレジに向かった。
もしかして 「2つとも買われたら堪らん」 と思ったのかもしれない。
それを見た私は、「最初から寿司にはあまり興味が無かった」 かのように振舞いつつ、、、ツマミのコーナーに移動し、タコやイカを物色。
しかし何気に振り向くと、7.3のオジサンはまだ寿司コーナーにいた。
かすかに首を捻ったりして、、、、何か納得がいかないといった様子。
そして結局その寿司を台の上に戻して、、、フラフラと離れていった。
「先に買われてしまったもう一つの方を買うべきだった」 と思ったのか? それとも 「焼き鳥弁当のようなものにしよう」 と決心したのか?
台の上に一つポツンと残された、パック寿司。
競争相手はいなくなった。
しかし、人間の心理とは実に不思議なものだ。
さっきまで 「売れなければいいな」 と願っていたその寿司が、、、一度諦めたら全く魅力のないものに思えてしまったのだ。
「そんな事ってよくあるよなー」 と思う。
食べ物じゃなくても、色々な場面で。
「スモークサーモン」 と 「北海タコ」 を手に持った私は、、、そんなことを考えながら、レジに向かったのだ。
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