Masa’s Pastime

2012年03月16日

「45ミリ・カスタム腕時計ケース」

去年の暮れに導入したロボット(NCフライス盤)が、いよいよ本格的に働きだした。



もっと正確に言うと、、、プログラムの作成・入力を担当している岩田がロボットの扱いに慣れてきた、という事になる。




簡単な治具の製作から始めた最初の頃は、何だかんだと分からない事だらけだったのだが、、、ようやっと手馴れてきて、サイズや形状の違う腕時計ケースの試作が数点完成。



それぞれサイズの違う防水リューズも製作し、あとはサファイアクリスタルと防水パッキンの手配のみ、という段階まできた。



今までの 「パスタイムカスタム腕時計」 は直径約30ミリのムーブメント(0サイズ)を使用したものだけだったのだが、今後、新たに 「直径37ミリの12サイズムーブメントを使った腕時計」 をラインナップに加えることが出来そうだ。




試作した腕時計ケースは直径45ミリ(バンド巾22mm)。



さっそく腕に付けてみる。



ハッキリ言ってデカイ!



ラグの部分を除いたケースの直径が45ミリもあるのだから、当たり前と言えば当たり前。



もっとも最近のスイス製腕時計は年々大型化しているから、、、、「有り得ない」 というほどではないか、、?




何人かの常連客に見てもらったところ、、、予想外にもほぼ全員が 「全然オーケー」



特に 「現行の機械式時計」 から 「アンティークウォッチ」 に転向した方達には、全く違和感がないようだ。



もちろん 「普通のサイズの方がいい」 と言う方もいらっしゃったが、、、その場合は従来の0サイズをお選びいただけばいいのだ。 




サイズアップすることには、メリットもある。



まず大きいだけにムーブメントが良く見える。



0サイズのムーブメントではルーペを付けないとハッキリしないパーツの細部の仕上がりなども、、、12サイズなら肉眼で鑑賞できるし。



また少々マニアックだが、0サイズには無かった 「23石」 等のムーブメントを使うことも出来るから、サイズの違いだけではなく 「より贅沢な仕様の腕時計」 が可能になるのだ。




また 「完全な自社生産」 が可能になったことのメリットも大きい。



一点一点削り出して作るということは、その材質が毎回違うものになっても効率的な問題がない訳で、、、つまり従来通りの 「シルバー925」 だけでなく、真鍮でも、K18でも製作可能なのだ。

(※ステンレスに関しては現在試作試験中)




100%パスタイム内の工房で、削り出して製作する 「45ミリ・カスタム腕時計」



現在 「サファイアクリスタル」 製作費用の見積もり待ちをしている段階。



それが済めば、ようやっと、、、本当にようやっと来月早々には発売開始できる見込みになったのだ。


懐中時計 東京

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posted by Masa’s Pastime at 19:16 | Comment(0) | 新着情報
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