Masa’s Pastime

2012年09月26日

「珍客」

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月曜の釣りは、いつもながらの貧果だった。




久し振りに空は晴れ渡り、風もなし。



まさに絶好の 「釣り日和」 だったのに、、。




日が落ちた船着場で4、5匹の小物をクーラーに収め、、、一旦は帰り支度をした。



しかし、、、どうにも不完全燃焼。




そこで 「せめて観賞用の魚でもいないかな」 と、網を持って船着き場をウロウロしたのだ。





既にあたりは真っ暗で、人っ子一人いない。



気がつかないうちに随分と日が短くなったなー、などと思いながら懐中電灯の灯りを頼りにあちこち探していると、、、何か不思議な格好をしたものが目に入った。




係留してある漁船の土手っ腹に沿うようにして、水面を漂っている魚?




近づいてよく見ると 「ミノカサゴ」 のようにユラユラと漂っているが、それにしてはヒレが短い。



取り敢えず持っていた網で慎重に掬い上げると、、、大人しく網に入ったと思ったら、水面から上げた瞬間バタバタと激しく暴れた。





バケツの中に入れた20センチくらいのその魚を懐中電灯で照らして、しばし観察。



「???」



「オコゼ」 のようだが、「脚」 や 「手」 がある。



身体中に海草のようなヒラヒラとした突起があり、目の上のあたりには 「アンコウ」 のような突起も。



どうやら 「イザリウオ」 のようだが?、、、今まで見たことのない色模様、そしてサイズ。



ダイビング屋だった頃見たのは皆 「黄色」 や 「赤」 っぽいヤツで、もっと可愛らしい大きさだったような気がするのだが、、。




連れて帰ったら明らかに他の小魚を食べてしまうような魚だが、、、逃がすにはあまりに惜しい?



魚好きな子供たちが大喜びすることは間違いないし、、。




ということで、、、結局我が家に連れて帰ってきた。



深夜、他の魚を食べないように100円ショップで買ってきた流し用のカゴを水槽に取り付け、そこに入れる。



朝起きたら、子供たちはどんな顔をするだろうか?




そして翌朝。



「キャーッ、、、何これ? おもしろーい」 と次女。



「イザリウオだと思うんだけどな」 と言う私に、「あーっ、父ちゃん、イザリウオって言っちゃいけないんだよ。 カエルアンコウ!」



と魚オタクの長女。



確かに、「イザル」 という言葉が差別用語に当たるということで、、、最近 「カエルアンコウ」 に変名された、という話しを新聞で見た気がする。




それにしても、、、どうみても手や足にしか見えない胸ビレや腹ビレ。



それでカゴの底を歩いたり泳いだり。



エラの後ろには1対の 「配水管」 があり、、、エラから吸い込んだ水はそこから勢い良く噴き出す。



一見グロテスクな容姿だが、、、よく見ると小さな目をして、中々可愛いのだ。




普通の 「カエルアンコウ」 とちょっと違っているところに関しては、今後調べてみるつもり。



もしかしたら結構な 「珍種」 かも?。




ということで、最近、家族に無視されがちだった私の水槽が、この 「珍客」 のおかげで、また少し人気が出てきたのだが、、。



ずっと小さなカゴに隔離して飼うわけにもいかないし、、、かと言って他の仲間が食べられても困る。



いずれ正体の調べが付いて気が済んだら、、、故郷の海に帰してやるつもりでいるのだ。



posted by Masa’s Pastime at 15:28 | Comment(0) | 新着情報
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