「ムカつくムカつくムカつくー」
今朝国分寺駅で急行の通過待ちをしていたら、そんな風に叫びながら一人の男が列車に乗ってきた。
余程腹の立つことでもあったのか、、、本当に不快そうに顔をしかめている。
年の頃、30くらいの中肉中背。
黒のビジネススーツに身を包み、髪の毛はさっぱりと七三に分けているが、、、背中に背負った箱型のバッグが少しアンバランス。
ドア付近に立っている私の前を通過したその男はそのまま車両の半ばまで進み、、、吊革を掴んで 「ムカつくムカつく」 を連呼した。
乗客の反応は、まちまち。
驚いた様子で男の顔を見る者。
それとはなしに子供の手を曳き、列車から降りるお母さん。
「なんだこいつは?」 といった感じで男の顔を睨み付けるヤンキー系の兄ちゃん。
それから、、、男の存在すら目に入らぬ、といった感じで、完全に無視するビジネスマン風。
しかし、その男はそういった周囲の反応に構わず、、、 「ムカつくムカつく」 を繰り返した。
読んでいる皆さんは、こう思うかもしれない。
「何だ。よくある話しじゃないか」
そう。
特に珍しいことでもなんでもない。
実はそれが言いたかったのだ。
最近、間違いなく増えているような気がする。
「独り言」 を言っている人。
身なりはきちんとしていて、普通に勤めをしているように見える。
だが、そこには居ない 「誰か」 に向かって、、、何かを話し掛けている人。
もし 「増えている」 という私の想像が正しかったとすると、、、何が原因なのだろう?
職場や家庭でのストレスか、、、ゲームやインターネットのやり過ぎか、、、それとも 「脱法ドラッグ」 のような薬物の影響か?
もちろん 「独り言」 自体は犯罪でもなんでもない。
だが 「その場の現実とは別世界で行動している」 という意味では、、、「危険な行動に繋がる可能性」 を秘めていると思うのは考え過ぎか、、?
そう言えば 「乗客の反応」 に、一人入れ忘れた。
叫んでいる男を観察しながら、、、携帯電話でブログを打っている中年男。
それはまさに、第三者から見た 「私」 だ。
これもある意味 「別世界で行動している人間」 と言えるか?
男との唯一の違いは、、、 「声を出しているかいないか」 だけ。
そんなことを考えているうち、「武蔵境〜武蔵境〜」
今度は 「ふざけんじゃねェーよ!」 と叫び、、、男はホームに飛び出した。
そして階段の方に向かって足早に歩き出すと、、、じきに 「群集の一部」 となったのだ。
今朝国分寺駅で急行の通過待ちをしていたら、そんな風に叫びながら一人の男が列車に乗ってきた。
余程腹の立つことでもあったのか、、、本当に不快そうに顔をしかめている。
年の頃、30くらいの中肉中背。
黒のビジネススーツに身を包み、髪の毛はさっぱりと七三に分けているが、、、背中に背負った箱型のバッグが少しアンバランス。
ドア付近に立っている私の前を通過したその男はそのまま車両の半ばまで進み、、、吊革を掴んで 「ムカつくムカつく」 を連呼した。
乗客の反応は、まちまち。
驚いた様子で男の顔を見る者。
それとはなしに子供の手を曳き、列車から降りるお母さん。
「なんだこいつは?」 といった感じで男の顔を睨み付けるヤンキー系の兄ちゃん。
それから、、、男の存在すら目に入らぬ、といった感じで、完全に無視するビジネスマン風。
しかし、その男はそういった周囲の反応に構わず、、、 「ムカつくムカつく」 を繰り返した。
読んでいる皆さんは、こう思うかもしれない。
「何だ。よくある話しじゃないか」
そう。
特に珍しいことでもなんでもない。
実はそれが言いたかったのだ。
最近、間違いなく増えているような気がする。
「独り言」 を言っている人。
身なりはきちんとしていて、普通に勤めをしているように見える。
だが、そこには居ない 「誰か」 に向かって、、、何かを話し掛けている人。
もし 「増えている」 という私の想像が正しかったとすると、、、何が原因なのだろう?
職場や家庭でのストレスか、、、ゲームやインターネットのやり過ぎか、、、それとも 「脱法ドラッグ」 のような薬物の影響か?
もちろん 「独り言」 自体は犯罪でもなんでもない。
だが 「その場の現実とは別世界で行動している」 という意味では、、、「危険な行動に繋がる可能性」 を秘めていると思うのは考え過ぎか、、?
そう言えば 「乗客の反応」 に、一人入れ忘れた。
叫んでいる男を観察しながら、、、携帯電話でブログを打っている中年男。
それはまさに、第三者から見た 「私」 だ。
これもある意味 「別世界で行動している人間」 と言えるか?
男との唯一の違いは、、、 「声を出しているかいないか」 だけ。
そんなことを考えているうち、「武蔵境〜武蔵境〜」
今度は 「ふざけんじゃねェーよ!」 と叫び、、、男はホームに飛び出した。
そして階段の方に向かって足早に歩き出すと、、、じきに 「群集の一部」 となったのだ。