この数日間、寝不足が続いている。
普段ロクにテレビを見ない私も、「オリンピック」 となるとついつい見入ってしまうのだが、、、開催地ロンドンと日本の時差は激しい。
観たいなぁ、と思う競技を夜中の一時過ぎに見終えたと思ったら、そのまま違う競技の中継が始まってスイッチを切れず、、、結局、朝になってテレビを付けたまま寝ていたりするわけだ。
さて、ご存知の通り、我が国にとっては残念な結果に終わっている競技が多い今回の五輪だが、、、それにしても、一人一人の選手は本当によく頑張っていると思う。
「この4年間、この日の為に全力で取り組んできた」 と言うのは勝った選手ばかりでなく、負けた選手も同じ。
皆が皆、全てを犠牲にして打ち込んできて、 それでも 「金メダル」 を取れるのは1人だけ。
これぞ 「勝負の世界の厳しさ」 とは言え、負けてガックリ肩を落とす選手を見ていると、、、本当に気の毒になる。
勿論、負けたからと言って、、、今までの努力が無駄な訳はない。
「参加することに意義がある」 というのは、単なる慰めではない筈だ。
そもそも一人の人間が、幼い頃から 「一つの目標」 に向かって休むことなく打ち込み続けるというのは、、、一体、どんなことだろうか?
柔道女子で金メダルを獲得した松本選手の小学生の頃の練習メニューでは、、、、腕立て伏せ 多い時で 「日に600回」 とあり、、、高校時代は、道場まで 「片道3時間」 掛けて、ランニングで通ったと言う。
周りの友達が楽しく遊んでいるのを横目で見ながら、、、歯を喰いしばって訓練に耐える。
当時のコーチから見ても、、「修行僧のよう」 と言わしめるほどだ。
こういうことが可能な人間でないと、勝つのは難しい、、いや実際にはそういう人間同士で戦うわけだから、、、それでもどちらか一方は 「敗者」 になってしまう。
そして、敗れた選手の多くはリベンジを誓い、、、4年後に向けて、更に地獄の鍛錬を続けるのだ!
これを、「時計師の修行」 に当てはめると、、、例えば、どんな感じになるか?
早朝、まずは徹底的な工具の手入れ、仕上げ。
そして、部品製作の実地・訓練。
どんな部品も 「一分の隙もない仕上がり」 が要求され、少しでも不完全なら、最初からやり直し。
それが終われば、超複雑時計等の分解・組み立て・調整。
どんな時計でも、「全く無駄のない動作」 で、最短の時間で完結できるように繰り返し、、、横でタイムを計測するコーチが、檄を飛ばす。
夜になれば、時計の設計理論を始め、物理、天文、数学など、時計に関わる全ての資料を読み漁り、、、深夜まで、研究、検証。
そして、これを 「相当年数」 休みなく続ける間、、、「コーヒー」 「酒」 「タバコ」 「夜遊び」 等、、、目や脳の働きの妨げになることや、手先の動きに悪影響を与える可能性のある一切のものを排除したとすると、、?
確かに、、、相当に 「腕の良い技術者」 が出来上がるかもしれない。
しかし残念ながら、、、私には到底出来ない。
現実的にこれでは仕事にならないのは勿論だが、、、仮にそうでなくても、絶対出来ない。
そもそも私のような凡人は、酒もタバコもコーヒーも夜遊びも大好きで、、、、おまけに飽きっぽい。
もっとも先述した 「松本選手」 が試合後のインタビューで答えた 「今一番食べたいもの」 は、「ビッグパフェ」 だったと言うから、、、こういった超人でも、好きなものがあるのは私と同じか。
要は、「忍耐力」 「精神力」 の違い、ということになる。
人種や国籍に関係なく、自分には到底出来ないことをした人、或いはしている人。
そういう人がどんな人で、それぞれの分野でどんなレベルに到達するのか?
それを知りたくて、、、つい見続けてしまう。
「明日の仕事に響く」 と分っていても、、、やはり見てしまう。
ロンドン五輪は、まだまだ中盤。
私の寝不足は、、、当分続きそうなのだ。
普段ロクにテレビを見ない私も、「オリンピック」 となるとついつい見入ってしまうのだが、、、開催地ロンドンと日本の時差は激しい。
観たいなぁ、と思う競技を夜中の一時過ぎに見終えたと思ったら、そのまま違う競技の中継が始まってスイッチを切れず、、、結局、朝になってテレビを付けたまま寝ていたりするわけだ。
さて、ご存知の通り、我が国にとっては残念な結果に終わっている競技が多い今回の五輪だが、、、それにしても、一人一人の選手は本当によく頑張っていると思う。
「この4年間、この日の為に全力で取り組んできた」 と言うのは勝った選手ばかりでなく、負けた選手も同じ。
皆が皆、全てを犠牲にして打ち込んできて、 それでも 「金メダル」 を取れるのは1人だけ。
これぞ 「勝負の世界の厳しさ」 とは言え、負けてガックリ肩を落とす選手を見ていると、、、本当に気の毒になる。
勿論、負けたからと言って、、、今までの努力が無駄な訳はない。
「参加することに意義がある」 というのは、単なる慰めではない筈だ。
そもそも一人の人間が、幼い頃から 「一つの目標」 に向かって休むことなく打ち込み続けるというのは、、、一体、どんなことだろうか?
柔道女子で金メダルを獲得した松本選手の小学生の頃の練習メニューでは、、、、腕立て伏せ 多い時で 「日に600回」 とあり、、、高校時代は、道場まで 「片道3時間」 掛けて、ランニングで通ったと言う。
周りの友達が楽しく遊んでいるのを横目で見ながら、、、歯を喰いしばって訓練に耐える。
当時のコーチから見ても、、「修行僧のよう」 と言わしめるほどだ。
こういうことが可能な人間でないと、勝つのは難しい、、いや実際にはそういう人間同士で戦うわけだから、、、それでもどちらか一方は 「敗者」 になってしまう。
そして、敗れた選手の多くはリベンジを誓い、、、4年後に向けて、更に地獄の鍛錬を続けるのだ!
これを、「時計師の修行」 に当てはめると、、、例えば、どんな感じになるか?
早朝、まずは徹底的な工具の手入れ、仕上げ。
そして、部品製作の実地・訓練。
どんな部品も 「一分の隙もない仕上がり」 が要求され、少しでも不完全なら、最初からやり直し。
それが終われば、超複雑時計等の分解・組み立て・調整。
どんな時計でも、「全く無駄のない動作」 で、最短の時間で完結できるように繰り返し、、、横でタイムを計測するコーチが、檄を飛ばす。
夜になれば、時計の設計理論を始め、物理、天文、数学など、時計に関わる全ての資料を読み漁り、、、深夜まで、研究、検証。
そして、これを 「相当年数」 休みなく続ける間、、、「コーヒー」 「酒」 「タバコ」 「夜遊び」 等、、、目や脳の働きの妨げになることや、手先の動きに悪影響を与える可能性のある一切のものを排除したとすると、、?
確かに、、、相当に 「腕の良い技術者」 が出来上がるかもしれない。
しかし残念ながら、、、私には到底出来ない。
現実的にこれでは仕事にならないのは勿論だが、、、仮にそうでなくても、絶対出来ない。
そもそも私のような凡人は、酒もタバコもコーヒーも夜遊びも大好きで、、、、おまけに飽きっぽい。
もっとも先述した 「松本選手」 が試合後のインタビューで答えた 「今一番食べたいもの」 は、「ビッグパフェ」 だったと言うから、、、こういった超人でも、好きなものがあるのは私と同じか。
要は、「忍耐力」 「精神力」 の違い、ということになる。
人種や国籍に関係なく、自分には到底出来ないことをした人、或いはしている人。
そういう人がどんな人で、それぞれの分野でどんなレベルに到達するのか?
それを知りたくて、、、つい見続けてしまう。
「明日の仕事に響く」 と分っていても、、、やはり見てしまう。
ロンドン五輪は、まだまだ中盤。
私の寝不足は、、、当分続きそうなのだ。