Masa’s Pastime

2012年05月16日

「ギロシュダイアル第二弾・カスタム腕時計近況」

少々前に 「ギロシュダイアル」 を紹介したが、先日新たなパターンの第2弾が完成した。




今回は文字盤中央部分の 「ギロシュのパターン」 を若干変えた他、、、、ロゴの文字も 「PASTIME TOKYO」 から 「MASA'S PASTIME」 に変更し、字体ももう少しオーセンテイックなタイプに。



また 「TOKYO」 と  「シリアルナンバー」 の表記は、別枠の中に並べて彫った。







使用したムーブメントは、ウオルサムの 「リバーサイドマキシマ」




言わずと知れた、同社0サイズムーブメントの最高峰モデル。




テンプのキャップジュエル(受け石)には、ルビーではなくダイアモンドを使用した贅沢な仕様だ。




実のところ、この時計は先月まで以前製作した文字盤付きで店頭にあったものだが、、、新たな文字盤を試したくなって一旦店頭から取り下げ、、、改めて文字盤を作り直したのだ。





話しは変って、、、遅れていた 「12サイズのカスタムウォッチ」 の方だが、辻本は現在こちらの方のギロシュダイアルの製作に取り掛かっている。



文字盤の絶対的寸法が大きくなる分、こっちは同じパターンでも、かなりインパクトの強いものになる筈だ。



完成まで、あと数日は要する見込みだが、、、良いものが出来たらまた改めてご紹介したい。




一方、12サイズ腕時計のケースの方は、今日から担当の岩田が 「本製作」 に入った。



今まで数多く作ってきた試作ケースは皆 「真鍮」 だったり 「ステンレス」 だったりしたのだが、「本製作」 では、「ドーナッツ状の巨大な銀塊」 を削ることになる。



簡単に考えると、材料が変っても同じことをすればいいようにも思えるが、、、これがそうはいかない。



金属によって、刃物の適切な 「回転数」 や 「送り速度・方向」 は違うし、、、銀のような比較的柔らかい材料の場合は、チャッキング(材料の固定)にも工夫が要る。



また、一般の工業製品に使用されることのない銀の場合、刃物メーカーにも参考になるデータがなく、、、実際にテストピースで色々試しながら 「独自のデータ」 を作る必要があった。




万一仕上がりが悪ければ、高価な銀塊は 「ただの銀クズ」 になる。



だから、岩田にすると結構気を使う仕事になるが、、、まあ 「お預かりしている時計」 の修理作業と違って、こちらは所詮 「カネの問題」。



最終的には、私が我慢すれば済むことなのだ。




いずれにしても 「ケース」 と 「文字盤」 は製作に入り 、、、肝心の 「ムーブメント」 もそれなりに揃った。



後は、、、来週あたりに予定された、「特注のサファイアクリスタル」 の納品を待つばかり。



当初の予定からすると大幅に遅れてしまったが、、、何とかもう一歩、のところに来ているのだ。

懐中時計 東京 腕時計 ギョーシェダイアル

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posted by Masa’s Pastime at 13:55 | Comment(0) | 新着情報
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