Masa’s Pastime

2013年10月16日




「10年に一度」 と言われる大型台風が、今朝、関東付近を通過した。



中心の気圧は非常に低いし、この辺も大変なことになるのでは?!と怖れつつ、夕べはベランダのガラクタを室内に片付け、、、就寝。



しかし、早朝、、、予想に反して、風の音が聞こえない。



ベランダに出て下を覗いてみて 「あれっ?!」



雨こそいくらかパラついていたが、予想していたような風景とは全く異なり、、、遊歩道には、傘を差してごく普通に歩いているお婆さんがいるではないか!




結局、台風は沿岸部を掠めるようにして、北北東に抜けていったようだ。



実際、伊豆大島には 「観測史上最悪」 の大雨が降り、、、気の毒なことに、多くの方が亡くなったり負傷したりしている、、。




つい前日の月曜日には 「快晴」 だった空が、翌日には一転する。



川が氾濫し、家が崩壊する。



大自然の脅威、とはよく言うが、、、本当に恐ろしいものだ。






一方、台風関係の報道に隠れた形になったが、昨日は、もう一つ脅威を感じる現象があった。



フィリッピンの 「ボホール島」 で、マグニチュード7.2の地震があったのだ。



そのニュースを見た瞬間、カミさんが 「あっ、!!」




カミさんは、、、まさにその時、私の前職の先輩やお客さん達一行が、 「ダイビングツアー」 で現地に行っているのを、知っていたのた。



慌てて、同行しているお客さんの一人、このブログも見てくれている 「Kさん」 のフェイスブックのページを検索。



すると 「海に潜っていたら、突然海底の砂が舞い上がりだし、あっという間に水が濁った」



と、Kさん自身の投稿があった。



幸いなことに、先輩を含めツアーの参加者は無事だったよう。



しかし、、、セブ島の魚市場などは崩壊し、全土で90人以上の死者が出ているらしい。




日本にも、いつ来るとも分からない大地震。



これも大自然の驚異、そのものだ。




不謹慎にも、、子供達は喜んでいた。



朝になっても解除されなかった 「暴風警報」 により、小学校も中学校も、臨時休校になったから。



朝8時に休校を知らせるメールが周ってきたと知ると 「ヤッター!!」



まあ、気持ちは分からなくないが、、。




もう一つ、本当に、喜ぶべき出来事があった。



昨日の夜、うちの番頭格の岩田に 「第一子」 が誕生し、パスタイムのスタッフで、初めての 「親父」 となったのだ。 



岐阜の山中から上京して以来、、、ジャンクヤード→パスタイム一筋で、苦節(?)16年。



23歳の若者だった時から知っている私やカミさんには、、、何とも他人事と思えない。



まさに、めでたしめでたし、なのだ。


posted by Masa’s Pastime at 19:19 | Comment(0) | 新着情報

2013年10月06日

アンティーク懐中時計 東京 修理

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我が家に、新たな家族が加わった。




といっても今更 「赤ん坊」 と言う訳ではなく、、、オスの 「セキセイインコ」 





ずいぶん前から、2人の娘たちは 「ワンちゃんが飼いたい」 と言っていた。




しかしいくら頼まれても、、、残念ながら、公団住宅で、犬は飼えない。





そんなある日、ちょっと立ち寄ったホームセンターの一画で、セキセイインコを見つけた次女が騒ぎ出した。




「インコ飼いたい!いい子するからー!」




しかし、子供がねだるものを全て買い与えていたら、キリがない。




それに、一時夢中になっても、子供はじきに忘れてしまうだろうし、、、オモチャと違って生き物は 「飽きちゃったから、もういらない」 という訳にはいかないのだ。




結局、その日は粘る彼女をなんとかなだめ透かして帰ったが、、。




予想に反して、、次女の 「インコ熱」 は醒めなかった。



図書館から育て方の本を借りてきたり、カミさんのスマホで 「おしゃべりインコ」 の動画を検索しては、、、長女と一緒になって 「ほらほら、カワイイー」 




そして、寝ても醒めても 「インコ、インコ」




私も、元々生き物は好きなのだ。



子供の頃育った都営住宅のあばら家には、いつも何匹もの犬や猫、鳥や魚がいたし。



だから内心私も 「インコ飼いたいなー」 と思っていたのだが、、。




インコはかなり長寿な鳥のようで、、、平均でも10年くらい、中には15年、最長だと20年も生きるものがあるらしい。



となると、平均的なインコだったとしても、中学生の長女はとっくに成人、小学2年生の次女が高校を卒業する頃まで生きていることになるではないか!



その頃になっても、彼女らの、せめてどちらかが、そのインコを可愛がり続けていてくれるかどうか、、?



それを、計りかねていたのだ。




そんなある日、子供達が学校に行くと、カミさんが 「おずおず」 と言った感じで、話し掛けてきた。



「ねェねェー、なんか、MIMIは本当にインコ飼いたいみたいよー。 絶対面倒見る、って言ってるし、、、買ってあげてもいいかなー、と思ってるんだけど、。」



「うん、そうだな。 ちゃんと面倒みるならなー。」



どうやら、なかなかゴーサインを出さない私に痺れを切らして、、、娘達も、知恵を使ったようだ。




うまいことに、次女とジイジの誕生日(たまたま二人の誕生日が同じため)が近づいていた。




前日になり、ジイさんから電話。



「MIMIは、何を欲しがってるかな?」 




そんな訳で、インコは、ジイさんから次女への誕生日プレゼントにしてもらったのだ。





さてさて、そんな風にして、我が家にやってきた、インコの 「ミッピ」



生後3週間の子供だったから人間の手を恐れず、すぐに 「手乗り」 になり、子供達は、大喜び!



いや、子供達だけではなく、いい歳をした私やカミさんも、鳥ならぬ 「猫可愛がり」



朝、カゴを開けてやると 「チュンチュン」 言いながら肩に飛び乗ってきたりして、、、思わず、皆でトリ合い(?)になるほど。




散歩に連れて行く必要はないし、フンの始末や掃除も簡単で、イヤな臭いもしない。



水やエサは所定の場所に入れておけばいいから、留守の間も心配がない。



あまりの手軽さと可愛さに、、、何で今の今まで飼わなかったのか?!と、つくづく思っているところなのだ。


posted by Masa’s Pastime at 16:30 | Comment(0) | 新着情報

2013年10月02日

このところ、すっかり夜風が涼しくなった。



日中はあり得ないほど日本晴れになる日が多いが、時折台風がやって来ては、1〜2日崩れる、を繰り返す。



快晴の日、店での私は時折顕微鏡から眼を外し、恨めしく外の空を見上げては 「海行きてーなー」 などと独りごち、ひたすら月曜日を心待ちにしているのだが、。





しかし、完全にハマってしまった。




水曜から日曜日までは連日晴れなのに、、、月曜と火曜日は天気が崩れる、という最悪のパターンに!





祝日だった先週の月曜は子供達を連れて 「イイダコ釣り」 に行く予定だったが、、、北東の強風で敢えなく断念。




仕方なく、諦めきれない娘たち(自分も)を連れ、、、実家近くの 「釣り堀」 でフィーバーしたのだった。





さてさて今週の月曜、 「運動会の代休」 で、次女は学校が休み。




去年も大外ししたから、今度こそ三度目の正直の 「イイダコデビュー」 の予定であったが、、。




天気こそ 「晴れ」 だったものの、、、日曜日まで大人しかった海が、、、またしても 「北東の強風」 !!


急遽、八王子の陣馬高原に駆け上り 「マス釣り場」 でお茶を濁したのだった。




自然のことだから、、、どうにもならない。



娘からは 「父ちゃんが雨男だからいけないんだよー」 などと言われるが、、、晴れていたのだから、雨男ではない!



強いて言えば 「風男」 か?




残念ながら、子供達とのイイダコ釣りは来年に持ち越しになったが、、、せめて来週は海に行きたい。



カラッとした晴天の海で、のんびり糸を垂れてみたいのだが、、、。




週間予報を見ると、どうにも怪しい。



台風の通過後、一旦は良くなるようだが、、、来週初めに掛けては、、、。




「何とかしてけれー」



どうこうしようがなければ、あとは祈るしかない。



削り出した車軸に磨きを掛けながら、、、ひたすら 「神頼み」 している、雨の水曜日なのだ。



posted by Masa’s Pastime at 17:27 | Comment(0) | 新着情報

2013年09月04日




「はだしのゲン」 の一件が決着して間もない、夏の終わり。




我が家でも、ちょっと考えさせられる一件があった。





溜めに溜めた夏休みの宿題を片付けるべく、長女(中学1年)と次女(小学生2年)は、珍しく早朝から勉強部屋に引き籠り。



新学期は2日後に迫っているから、、、さすがに尻に火が付いたか。



モゾモゾと起き出して遅い朝飯を食べている私のところに、うんざり顔の長女がやって来た。





「これ見て、どう?」




顔の前に差し出された二枚折の紙切れを見ると、、「水色のバックに淡い色の幾何学模様」 が散りばめられ、真ん中にはレタリングのような字で 「何とかセブン」 その下に 「宮部みゆき」 と書かれている。




どうやら読書感想文の表紙?のようだが、、。




「まあまあ綺麗に出来てんじゃん。 けど、肝心の中身はどこだ?」




「ないよ。 まだこれだけ」




「えっ?」




珍しく切羽詰まっているのかと思ったら、「表紙作り」 に夢中になっていたのか、。




肝心の中身は後回しで。




「時間がないならそれは後回しにして本題を片付けちゃえよ。 お絵描きは余った時間でやればいいんだから。」




「そうはいかないんだよ、、、表紙の出来は採点の対象なんだから。 題字もレタリングで、って指定になってるんだよ。」




「えっ? それ国語の課題じゃないのか?」





表紙の出来が大事だと聞いて、一瞬混乱した。




私が国語の課題と思い込んでいたのは、、、美術の課題だったのか?




「違うよ、国語だよ。 読書感想文なんだから、国語に決まってるじゃん」




話しにならん、といった感じで紙切れをつまみ上げ、、、長女は再び部屋に消えた。




「んー、、、」





釈然としない気分のまま新聞を広げていたら、、、今度は次女がやって来た。




「あー、夏休みの日記やっと終わったー! ほら。」




こちらは小学生低学年の日記だから、他愛ない。





「きょうは姉にあそんでもらって、とてもたのしかったです。」




「へー。 姉って漢字で書けるようになったのか」




「うん、もう習ったから。 妹も兄も弟も習ったよ。」




「そうか。 じゃあせっかくだから、たのしかった、も漢字にしちゃえば? 楽しい、はねー、こうしてこうして」





新聞広告の裏に 「楽しい」 と書き始めた私に、すかさず次女が言った。




「うち、楽しいって字書けるんだよ。 でもまだ習ってないから書いちゃいけないんだ」




「えっ?」




「この間の作文にお姉ちゃんと、って書いたら、バツになって、ひらがなに直されちゃったんだ。 あっ、その時はまだ姉っていう字習ってなかったからなんだけどね。」





台所で聞いていたカミさんが補足した。




「勝手に覚えて間違うと困るから、っていう方針らしいよ、、」




「えーっ?!」




ちょっと困り顔の次女が続けた。



「習った字かどうか分からなくなった時は教科書見直さなきゃいけないから、、、面倒くさいんだよねー」




「表紙の見栄え」 が重視される、読書感想文。



習っていない漢字は 「使ってはいけない」 作文。




いつものように、魚達やカブトムシにエサをやり、家を出た私。



吊革に掴まりながら、、何度も考えた。



表紙の出来は綺麗で悪いことなど無い。 いや、綺麗な方が良いに決まっている。



自分勝手に覚えたつもりが間違っていたら困るから、、、漢字で書くのはちゃんと習ってからでないといけないのだ。




一応、自分を説得してみた。



またうちで 「文句ジジイ」 と呼ばれても困るし、、。




顕微鏡を覗き込んでいても、、、頭に浮かんだ。



「綺麗な方がいいよなー、作文の表紙は、。 でも国語の力じゃないよなー、絵の上手さは、、。間違った漢字を覚えたら確かにまずいよなー、、、でも間違っていたら直してあげればいいんじゃないかな、、。 」



結局そんな風にして、、、「スッキリしない日曜日」 は、モンモンと一日続いてしまったのだ。


posted by Masa’s Pastime at 13:51 | Comment(0) | 新着情報




「はだしのゲン」 の一件が決着して間もない、夏の終わり。




我が家でも、ちょっと考えさせられる一件があった。





溜めに溜めた夏休みの宿題を片付けるべく、長女(中学1年)と次女(小学生2年)は、珍しく早朝から勉強部屋に引き籠り。



新学期は2日後に迫っているから、、、さすがに尻に火が付いたか。



モゾモゾと起き出して遅い朝飯を食べている私のところに、うんざり顔の長女がやって来た。





「これ見て、どう?」




顔の前に差し出された二枚折の紙切れを見ると、、「水色のバックに淡い色の幾何学模様」 が散りばめられ、真ん中にはレタリングのような字で 「何とかセブン」 その下に 「宮部みゆき」 と書かれている。




どうやら読書感想文の表紙?のようだが、、。




「まあまあ綺麗に出来てんじゃん。 けど、肝心の中身はどこだ?」




「ないよ。 まだこれだけ」




「えっ?」




珍しく切羽詰まっているのかと思ったら、「表紙作り」 に夢中になっていたのか、。




肝心の中身は後回しで。




「時間がないならそれは後回しにして本題を片付けちゃえよ。 お絵描きは余った時間でやればいいんだから。」




「そうはいかないんだよ、、、表紙の出来は採点の対象なんだから。 題字もレタリングで、って指定になってるんだよ。」




「えっ? それ国語の課題じゃないのか?」





表紙の出来が大事だと聞いて、一瞬混乱した。




私が国語の課題と思い込んでいたのは、、、美術の課題だったのか?




「違うよ、国語だよ。 読書感想文なんだから、国語に決まってるじゃん」




話しにならん、といった感じで紙切れをつまみ上げ、、、長女は再び部屋に消えた。




「んー、、、」





釈然としない気分のまま新聞を広げていたら、、、今度は次女がやって来た。




「あー、夏休みの日記やっと終わったー! ほら。」




こちらは小学生低学年の日記だから、他愛ない。





「きょうは姉にあそんでもらって、とてもたのしかったです。」




「へー。 姉って漢字で書けるようになったのか」




「うん、もう習ったから。 妹も兄も弟も習ったよ。」




「そうか。 じゃあせっかくだから、たのしかった、も漢字にしちゃえば? 楽しい、はねー、こうしてこうして」





新聞広告の裏に 「楽しい」 と書き始めた私に、すかさず次女が言った。




「うち、楽しいって字書けるんだよ。 でもまだ習ってないから書いちゃいけないんだ」




「えっ?」




「この間の作文にお姉ちゃんと、って書いたら、バツになって、ひらがなに直されちゃったんだ。 あっ、その時はまだ姉っていう字習ってなかったからなんだけどね。」





台所で聞いていたカミさんが補足した。




「勝手に覚えて間違うと困るから、っていう方針らしいよ、、」




「えーっ?!」




ちょっと困り顔の次女が続けた。



「習った字かどうか分からなくなった時は教科書見直さなきゃいけないから、、、面倒くさいんだよねー」




「表紙の見栄え」 が重視される、読書感想文。



習っていない漢字は 「使ってはいけない」 作文。




いつものように、魚達やカブトムシにエサをやり、家を出た私。



吊革に掴まりながら、、何度も考えた。



表紙の出来は綺麗で悪いことなど無い。 いや、綺麗な方が良いに決まっている。



自分勝手に覚えたつもりが間違っていたら困るから、、、漢字で書くのはちゃんと習ってからでないといけないのだ。




一応、自分を説得してみた。



またうちで 「文句ジジイ」 と呼ばれても困るし、、。




顕微鏡を覗き込んでいても、、、頭に浮かんだ。



「綺麗な方がいいよなー、作文の表紙は、。 でも国語の力じゃないよなー、絵の上手さは、、。間違った漢字を覚えたら確かにまずいよなー、、、でも間違っていたら直してあげればいいんじゃないかな、、。 」



結局そんな風にして、、、「スッキリしない日曜日」 は、モンモンと一日続いてしまったのだ。


posted by Masa’s Pastime at 13:47 | Comment(0) | 新着情報

2013年08月09日

先週のある晩のこと。



多摩市にあるカミさんの実家で義妹や義弟と食事をしていた私は、晩飯後の一服をしに外に出て、裏手の遊歩道に出た。




暗くなった遊歩道では 「ジージー、ミーンミーン」 と大量のセミが鳴いている。





あれ?、と思った。




普通、セミが鳴くのは日中がメイン。




いや、夜でも鳴いていなくはないが昼間ほどではなく、、、夜はもっぱら 「キリギリス」 や 「クツワムシ」 などの方が主役の筈。





それがこの晩は、夜の9時過ぎなのに 「日中の森の中」 のようなセミの大合唱なのだ。




それだけではなく、外灯の周りには無数のセミが飛び交っているし、、、歩道にお行儀よく並んだ木々にも、セミがビッシリたかっている。





「よし、次女に見せてやろう」




大人達に遊んでもらっていた 「虫オタク」 の次女を連れに行き、再び現場に戻った。




普段なら虫網でないと捕まらないセミが簡単に手掴み出来るから、次女は大興奮。




それを見ながら 「俺もあんなだったかなー、、」 と思っていたら、次女が叫んだ。



「父ちゃん、、、白いセミがいる!!」





たしかに次女の指差す木を見ると、「真っ白いセミ」 がいた。




見回せば、そこの木にもあそこの木にも。




一瞬大きな 「ガ」 のように見えた真っ白いセミは、幼生のカラから抜け出したばかりの、セミの新米。



良く見れば、、、中にはこれから脱皮しようとして地面を這っている幼生もいるではないか。




確か、子供の頃にも見た憶えがある。



しかしそれは微かな記憶だったし、、、こんなにいたるところで羽化しているのを見たのは、生まれて初めてのことだ。



「早くみんなを呼びに行こう!!」



次女の手を曳いて皆のところに戻った私は、、、長女の他大人達全員を連れて、再び遊歩道に戻った。




「ウワーッ、凄い!」



外灯の下に到着した 「後続組」 も、皆驚いている。



ドイツ人の義弟は夏に来日するのが今回初めてだから、幼生どころか 「セミ」 自体が初めてだし、、、子供達も、地面を這っている幼生を枯葉で掬い上げては木に留まらせたり手のひらに乗せたりして、珍しそうに観察していた。




ご存知の通り、セミは生まれてから何年も土の中で生活している。



そういう意味では、昆虫の中では飛びぬけて寿命の長い部類だろう。



しかし一旦地上に出て羽化すると、、、数日で死んでしまうようだ。




セミが地中で居るところを見たことが無いし、、、何年もの間、そこで何をしているのかも知らない。



いずれにしても、ずっと 「下積みの生活」 を送った後、晴れてお天道様を浴びたと思ったら、、、潔くパッと散ってしまう。



「桜の花」 や 「線香花火」 ともどことなく似ていて、、、日本らしい虫のような気がしてならない。




「下積みの長さ」 はセミに負けていないが、、。



私にも、いつかパッと咲く 「一瞬」 があるのだろうか?



木の根元にある無数の穴ボコを見ながら、、、何となくそう思った夏の晩だった。

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posted by Masa’s Pastime at 17:53 | Comment(0) | 新着情報

2013年08月04日




久し振りに、香水を付けて来た。




今朝、我が家の海水魚達を観察していたところ、イソギンチャクの様子が、どうもおかしい、、。



大きなサザエの殻に宿っている何匹もの 「紅紐イソギンチャク」 のうちの一匹が、、、ダラーン、としていたのだ。



試しに軽く棒で突付いてみても、反応が無く、ふにゃふにゃとしている。




「マズイ!」 



もし1匹のイソギンチャクが死んだまま放置すれば、、、他のイソギンチャクは元より、水槽の住人が全滅しかねない。



慌ててサザエの殻ごと掴み出したところ、、、「オエー、、。」



私の周辺は、一瞬にして、凄まじい腐敗臭に包まれた。




「ゴミ袋、ゴミ袋ー!」



殻から簡単に剥がれ落ちたイソギンチャクの死骸を手にした私は、その場から離れられない。



おぞましい臭いを発するその死骸からポタポタと垂れている汁を床に撒き散らそうもんなら、、、我が家の狭苦しい居間はこの世の地獄になってしまうから。




長女が持ってきたゴミ袋にその死骸を放り込んだ私は、一目散に洗面所に。



俗に、床に落とした食べ物も、すぐに拾い上げれば食べて問題ない、という 「3秒ルール」 なるものがあるが、、、私がイソギンチャクを手のひらに乗せていた時間はおおよそ 「60秒」



完全に 「ルール違反」 の状態か。




大慌てで石鹸を手に取りゴシゴシと手を洗ったが、、、ダメ、、。



何度洗ってみても 「クンクン」 する度 「ウエー、、」




読者の皆さんの中にも 「死んだイソギンチャクの臭い」 を嗅いだことのある方がいらっしゃるだろうか?



魚や貝の腐敗臭とは明らかに異質な、それはそれは、有り得ないほど不快な臭いで、、、一度触ったら最後?、石鹸はおろか、中性洗剤や金属石鹸でも容易には消えないものなのだ。




時刻は既に、10時過ぎ。



仕事の時間が迫っていた。



何とかもっと完全に消臭したいが、、、電車は待ってくれない。




そんな訳で、私は、いつだか知り合いからいただいたパリ土産の香水を、上半身に大量噴射!



臭いは手のひらだけではなく、、、既に私の身体全体を蝕んでいる?ような気がしたから。



しかし、、、ちょっとばかし 「やり過ぎ」 たか、、。




幸い、イソギンチャクの臭いは感じなくなった。



しかし今度は、、、咽びかえるような香水の匂いが!



一瞬にして 「パリジャン」 になった(?)私が店のドアを開けた途端、、、「クサッ×××!」



皆から、ひんしゅくを買うことになったのだ。


posted by Masa’s Pastime at 14:00 | Comment(0) | 新着情報

2013年08月01日




夏も盛り、今日からいよいよ 「8月」 に突入した。



しかし今年の夏は、、何かおかしい。




6月からやたらと暑い日が続き、今年は 「空梅雨かなー」 と思っていたら、、、例外的な、早い梅雨明け。




しかしその後は西日本や北陸での豪雨、関東でもハッキリしない薄曇りのような天気が続いていて、、、とても梅雨明けしたとは思えない陽気だ。





まあどんなに天気が悪くても、これは自然のことだから仕方ないし、誰のせいでもない。




人間は大自然の中で生かされているだけの非力な存在だから、、、それに順応出来るよう、ひたすら頑張るしかない訳だ。





しかしそれとは別に、ここに一つ、私の我慢が限界に達していることがある。




以前にもお話ししたことだから繰り返しになってしまうが、、、気象庁の天気予報が、あまりにもお粗末なのだ。




全く当てにならない 「週間予報」 は言うまでも無く、、、「明日の天気」 ですらデタラメな状態が続いている。




月曜から昨日まで、ドイツから一時帰国している義妹夫婦やうちの子供達を連れ、いつもの 「伊豆・伊東市」 に行っていた。



月曜日の時点で見た週間予報は、火曜日が 「曇り・所により雨」 、、。



しかし昨日(水曜)からは天気が回復し、来週月曜日まで晴れ模様が続く、というものだった。




雨こそ降らなかったものの、、、確かに火曜日の伊東は、時々晴れ間がありながら基本的にはどんよりした天気。



まあ一日中外で遊ぶことを考えると 「ドピーカン」 よりは楽でいいか、といった感じで、、、皆、磯遊びやスノーケリング、釣りに興じて、楽しんだ。




さて翌日(水曜)は、早朝から 「釣り」 の予定。



朝5時前に子供達を叩き起こし、表に出て薄明るい空を見上げた。



すると、西の空も東の空も、北も南も、、、今にも降り出しそうな、鉛色。



おまけに東から吹く涼しい風が、木々の枝を揺らしている。




またか、、。



これまた当てにならない私の 「観天望気」 ではあるが、、、少なくともこれは、日中晴れ渡る日のパターンではない。



念のために 「気象庁発表、静岡県伊豆地方、午前5時の天気予報」 を聴いてみると、、、これが振るっていた。




「朝から昼過ぎまでは晴れ。 夕方から曇り。」



先述した通り、この予報が発表されたのは、夜明け後の午前5時。



つまりそのちょっと前には外はもう 「朝」 になっていて、、、いつ雨が降ってもおかしくない状態になっている。



しかし気象庁は、、、あくまでも 「晴れ」 だと言っているのだ!




もちろん5時発表の予報は、5時ギリギリに判断しているものではないだろう。



しかし、これだけ空全体を覆っている雲は直前になって急に発生したものとは考えられないし、、、事実、前の晩の空は、星のひとつも見えない曇天だったのだ。



結局、昨日は一瞬薄日の差した瞬間もあったものの、、、終日どんよりした曇り空だった。




昔、朝日新聞にこんな手記が載っていた。



記事の著者は、気象庁のOB。



「予報士の中には、窓の外を見ないで予報を出す者がいる。 彼らの頭の中には、気圧配置や風向等のセオリーがびっしり詰まっていて、これこれこういった状況だから、明日の天気はこうなるべきだ、と予報する。 

窓の外で大雨が降っていてもそんなことには一切興味を持たず、セオリーで晴れなら、予報は晴れでいい、というタイプの人間が存在するのだ。」




時計の修理屋が 「壊れた時計を直す職人」 だとすると、予報士は 「天気を予測して伝える職人」 



職人は 「人間」 だから、、、失敗をする。



それは、その職人が個人で仕事していようと、大きな組織で仕事していようと、基本的には同じこと。



だからたまに失敗をしたからといって目くじらを立て、「けしからん!」 と言うつもりはないのだ。




しかし、このところの気象庁の予報は、、、あまりにも、あまりにも精度が低すぎる。



気象衛星、レーダー、観測船等、大がかりで高精度な設備、膨大な人員・公金を投じている 「国の機関」の仕事とは、到底思えない。



そもそも、いくら 「大外れ」 を繰り返しても、責任問題にもならないし、株主に頭を下げる 「社長」 もいない。



これが民間の企業だったら、とっくに信用を失い、倒産しているレベルであろう。




ご存知の方も多いと思うが、、、よりピンポイントで、より精度の高い予報が必要な人には、民間の気象予報サービスが存在する。




再び昔話になってしまうが、、、私がまだダイビング屋だった若者の頃、某メジャープロ野球場に仕出し弁当を納入しているお客さんが、こんな話しをしていた。



「大雨が降って急遽試合が中止になると、納入した弁当が全て廃棄になり、相当な損害を蒙る。 だから民間の予報サービスにかなりの費用を払って、精度の高い予報を得ている。」



まだ 「ドーム球場」 など無い頃の話しだから、何となく 「へー、そんなもんなんだなー」 と思った。




しかしその方の話しには、先があった。



これら民間の法人には、取締役などとして 「気象庁OB」 が天下っている。



もし気象庁の発表する予報の精度が充分に高かったら、、、わざわざお金を払って確かな情報を得ようという需要は、当然なくなる。



つまり気象庁の上層部は、民間企業に天下ったOB達のため、それから将来天下ろうとしている自分達のために、、、 「適当な割合で、故意に予報を外している」 というのだ。




ここまでくると、さすがに俄かには信じがたい話し、だった。



その方は少なくともきちんとした人だったし、大真面目だったが、、、いくらなんでも、そこまではないだろう。



どっかの週刊誌が作り上げた、「面白い話し」 の類だろう。



間違いなく、そう思った。




今になっても、信じている訳ではない。



しかし、気象庁の予報が有り得ない外れ方をする度に、、、私はその人の真剣な顔を想い出してしまうのだ。

posted by Masa’s Pastime at 17:00 | Comment(0) | 新着情報

2013年07月28日




いやはや何だかんだと言っているうちに、随分と久しぶりのブログになってしまった。




先週は難物の時計の修理に手を焼いて 「ピンチヒッターの辻本」 に投稿を頼み、、、今週は、火曜から木曜日までの間、夏休みをいただいていた次第。




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さて、今年の夏休み第一弾(?)は去年の式根島に続き、ご近所さんの 「Tちゃん一家」 との 「伊豆七島神津島旅行」 だった。 




Tちゃん一家の息子達とうちの娘達は幼稚園から一緒だし、親同士も長い付き合いで、お互い気心が知れている。




そんな訳で、もう何年も前から夏になると一緒に海に行っている訳だ。





天気こそ 「まずまず」 といったところだったが、海は綺麗だし、どこへ行っても人はまばら。



大人も子供も大満足の小旅行だったが、今年何より印象に残ったのは、子供達の成長の早さ。




うちの長女とTちゃんの長男TKちゃんはこの春から同じ中学に上がったのだが、、ほんの数年前までは海に来れば一緒にお風呂に入ってキャーキャーと遊んだりしていた。




それが気付けば、、、去年までキンキン声だったTちゃんの長男は声変わりし、野球で鍛えた身体は筋骨が目立つ。




うちの長女も、大柄なカミさんと並んで歩いていても背丈に大差がなくなり、体付きも急に女らしくなった。




2人の接し方も以前とは違い、、、お互い仲が良いながらも、ちょっと 「はにかんだ」 ようなところが見られる。



たった一年前に式根島に来た時とも明らかに違っていて、、、何とも感慨深い。




子供達の遊んでいる姿を見ている 「親」 の方は、何も変わっていないのに。



いや、、、そんなことはないか!?



気が付けば、かなりスリムだったTちゃんの腰周りにもいくらか 「脂が乗った」 ような気がするし、カミさん達のことは置いとくとして(?)、、、私の身体も、明らかに筋肉が落ちている。



そう言えば、最近急に白髪が増えてきたし、、。




「TKの野球も忙しくなるし、来年はどうかなあ、、」



TMちゃん(Tちゃんの奥さん)も、言っていた。



友達付き合いや部活動に忙しくなったうちの長女も、来年はどうか分からない。



今、浜で無邪気にはしゃいでいる子供達はそうやって大人になり、、、親達はいずれ皆、老人になるのだ。




「調布行き」 のプロペラ機に乗り込み、一息付いた。



「19人乗りの飛行機」 の窓の下を興味深そうに覗き込んでいた、真っ黒な子供達。



しかし10分もすると、、、皆寝息を立てている。




何故か寝付けなかった。



いつの日か、いい歳になった娘達に 「手を曳かれて歩く自分」 が目に浮かぶ。



気が付けば、「味の素スタジアム」 が、目の前に迫っていた。


posted by Masa’s Pastime at 18:34 | Comment(0) | 新着情報

2013年07月11日

今週はハードスケジュール(遊び過ぎ?)の中、何とか次女との約束を果たした。



先週のブログに書いたように、日曜日の夜からはご近所さんの 「Tちゃん」 と、伊豆釣行。



単身赴任先の岡山から駆け付けたTちゃんと小田原で合流したのは、深夜11時過ぎ。



久しぶりの再会で互いの近況など話しつつ伊東のアパートに辿り着き、、、結局、そのまま朝方近くまで飲んでしまった。




数時間後Tちゃんに起こされ、表を見れば、、、外は思いっきり 「カンカン照り」 



朝飯抜きで、そそくさと出発した。




結局 「釣果」 の方はパッとしなかったのだが、、、久しぶりに青空の下で一日遊び、気分は爽快。



帰路、いつものトンカツ屋でボリュームたっぷりの 「ロースかつ定食」 を詰め込み、国分寺のうちに着いたのは、夜10時過ぎだったか。




一息ついて風呂に入り、魚の臭いを落として、缶ビールを 「プシュ。」



この瞬間が堪らないのだ。



しかしこの時点で連日の睡眠不足が効いてきて、、、、急に睡魔が襲ってきた。



しかし、、、今日は、まだ寝る訳にはいかない。




何故なら、前の週の水曜日は時間のやりくりが付かずフランス語の授業を休んでしまったため、、、「落ちこぼれかけ」 だった私のフランス語は、ますます拙いことになっていたのだ。



せめて宿題を、、、宿題くらいは終えなければ、、、休み明けの授業に着いて行けなくなる、、。



ということで、半分ウトウトしながら宿題を終えたのは、深夜の2時、、、ここで限界、目が回る。




居間で高イビキをかいているカミさんの脇を抜け、寝室で雑魚寝している娘達の布団に倒れ込んだまでは良かったのだが、、。




「父ちゃん、もうすぐ朝だよね? カブトムシ、居るかなー?」




なんと、とっくに眠っているとばかり思っていた次女は、、、布団の中で、ずっと私を待っていたのだ!

 

確かに先週約束し、何度も念押しされていた、火曜の朝の 「カブトムシ取り」



「もしかして忘れていてるんじゃないか?」 という私の淡い期待?は、、、この時点で、無惨にも砕け散った。





それにしても、学校はまだ夏休みには入っていない。



一睡もせずに虫取りなど行ったら、、、その後学校で寝てしまうだろう。



「楽しみで眠れない」 という次女を何とかなだめ賺し、、、というより、先に意識を失った私を見て仕方なく次女も眠った、というのが実際のところのようだが、、。



とにかく 「眠った」 と思った途端、けたたましく目覚ましが鳴った!




朦朧としたまま次女を揺するが、全く起きない。



同行予定の長女は起きたが、、、次女は起きない。



一瞬 「どうしても起きなかったから、延期した」 というズルい考えも脳裏によぎったが、、、それまでの感じからして、もしそうなれば相当にがっかりするだろう事は想像がついた。




仕方なく、耳元で 「カブト虫、カブト虫」 とささやく長女。



結局、駄々をこねながらも起き上がった次女を連れ、3人が自宅近くの 「X(エックス)森」 に着いたのは、完全に日の昇った7時前。



お目当てのカブトムシはなかなか見つからなかったが、、、しかしよりレアな(?) 「ノコギリクワガタ」 の大物をゲット!



「カブトムシはどこにでもいるが、こいつは滅多やたらには捕れないのだゾ」 などと大袈裟に言い聞かせながら虫カゴを渡すと 「ヤッター!!」 と小躍りするかと思えば、、、 「ねえ、もう早く帰ろう」 と次女。




あれっ?!



「少しでも早くうちに帰ってゆっくり観察したいんだよ。 ママと買い物行った時なんかも、そうだもん。気に入ったもの手に入れると、すぐに帰りたがるんだから。」 と次女が解説。



なるほど姉妹だけあって、良く分かっている。




いずれにしても、、、へロヘロだった私は、火曜の朝、こうして辛うじて親父の面目を保ったのだ。



posted by Masa’s Pastime at 19:35 | Comment(0) | 新着情報